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つれづれ

学園祭

今日は駒場東大の学園祭の茶会に行ってきました。
茶室「柏蔭舎」は学園祭の沢山の屋台で賑わう処を通り抜け学校でも一番奥にあります。
まさしく緑陰の中の静かな佇まいの茶室です。十畳書院付茶室と寄付、水屋などがあり、とても良い環境です。ホームページからの写真です。
学園祭_b0197486_1724476.jpg

このような立派な茶室で、裏千家茶道部が勉強されている事は学生にとっても恵まれていると思います。
・・・他に首都大学東京、筑波大学等とても良い茶室があります・・・そんなに知りませんが。

去年は表千家の茶道部の茶会に参加させて戴きました。
講堂の中に組み立て式の四畳半茶室で露地まで設え、こちらも茶道に相応しくとても良い雰囲気でした。
詳しくは判りませんが、表と裏が先ほどの茶室で勉強されているのでしょう。

今回はカメラも携帯も持参せず写真紹介が出来なくて残念です。

一年生の男子で背広でお点前。半東は和服姿で二年生の女子と紹介されました。
他所の先生の生徒の点前を見せて戴くのは、指導しているものにとって大変勉強になります。
勿論、全てに共感と言うか肯う訳ではありませんし、こういう所作は真似してみようなどと言うところも多々あります。「人のふりみて我が身を正す」事が良いのでしょう。

今、私は初心者教室と言う六ヶ月限定の生徒を預かっていますが、学生であれば一年生から始めて四年間は習う訳です。初心者教室は風炉だけですが、学生の場合どの程度まで教えられるのかは分かりません。
しかし、基本は同じなのです。
いつも、生徒に話すように、現在は先々代の家元から習われた方から先代、当代と3代に亘っての点前を指導される方が居り、微妙に違います。
また、指導しても、それを維持できる方とすぐに我流になる方が居られます。
師に習い、それを守って充分に体得してから、師を離れる「守、破、離」と言う言葉もありますが、それは充分稽古を積んだ人に言う言葉だと思います。

点前に限らず、花の入れ方、道具の取り合わせ等にも言えると思います。
このような取り合わせはしないと言う、ちょっと意外な取り合わせがあり、先生に聞いているのかとの質問に「テーマを決めて、まず常什の中から選んで取り合わせを決めて先生に見て戴く」との事でした。

私は古くはここの指導者を存じ上げていましたが、今の方は面識がありません。
学生だからと言う事もあるでしょうけれど・・・・・

最後に印象に残ったのは、受付から案内までは何年生が行っているか分かりませんが、礼儀正しく若い人らしく爽やかな事でした。また、お菓子もとても美味しいです。
我々が参加する事で学生も勉強になるのですから、是非ワンコイン参加して見て下さい。
21日から明日23日まで。
by higashinuma | 2010-11-22 16:59 | 茶道 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

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