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つれづれ

十六夜

今日は十六夜。

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軸は「露堂々」
円覚寺別峯老師の染筆
松下幸之助等政財界の要職が参禅していた老師です。
偶然にも中まわしが「角倉緞子」で兎が入っていました。
 
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十六夜に合わせた花が欲しかったのですが、何を勘違いしたか日曜日に花を整えて、この暑さに枯れてきています。まぁ何とかすっきりと収まってはいますが。
「薄、吾亦紅、白竜胆」

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どうしても月の雰囲気が欲しかったので、「琥珀」を丸抜きしました。
冷蔵庫より出した器が曇ってうす雲がかかったような雰囲気がでました。
丸抜きが歪んでいるので波に映った月の方が表現が良いかも。
抜いた残りの琥珀は山となって冷蔵庫にあるのですが、どう見てもお菓子の雰囲気から外れているので、お彼岸の小豆煮にでも入れようか?

干菓子はメリーのクッキーで、横浜関内のメリーさんに会ったという人が居て、盛り上がりました。
他に饅頭を焼いたと持参された方がいました。
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「あ~凄い!井上饅頭店が出来るよ」
ドラえもんをテーマにした青年部の呈茶があったのでとドラえもん色の茶碗と一緒に持ってみえました。饅頭にもドラえもんが書いてありましたが、私が先に食べてしまって、写真は残念な事でした。
皮もサクッとしていて、餡の甘さも程良い井上饅頭店製でした。

おまけ
安南茶碗を使われた方がいましたので、茶の世界でも有名な茶碗があると言いましたが今一つイメージがわかないようなので、我が家の蕎麦猪口に使っているものを紹介します。
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蓮とトンボ絵です。このように焼成の時に色が流れたものを昔の茶人は愛でたのでした。
今は初めから絵をぼかして焼いているようです。
形も大きさも蕎麦猪口。お気に入りの品で一応五人前買いました。
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煙草盆用の火入に見立て使いしているバッチャン焼湯呑みの裏と表です。懐石の向付にも。
神代杉の煙草盆に映りが良いです。
いずれも、フォーチミン(サイゴン)で購入。
何処に行っても結局はお茶に使える物を探している自分が居ます。
トンボは「勝ち虫」と古称され、兜にも使われています。夏から秋が時期ですが、一年中使われる道具、特に正月は縁起良いとして扱います。
by higashinuma | 2011-09-14 16:10 | 茶道 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma