人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

つれづれ

一周年

気が付かなかったけれど、ブログを初めて一年経ちました。
どのような内容にするかなんて全く考えもせず、お茶の稽古の記録や伝えたい事などから、日常のありふれた事など書き始めました。
これとは別に残しておきたい文化的な内容等のエッセーを書いているので、それよりは短いけれど、今、振り返ればそれの前書きみたいな事になっているかも知れない。

ブログを書き始めて間もなく、茶道稽古のいつ、誰が何の稽古をした、どんな花を使った、どんなお菓子を使ったと言うような記録を控えのノートに書いて無かった。
私の稽古時代の記録がノート四冊。ところどころ抜けてはいるが、指導の参考になる。
何の稽古をして注意された事、花、菓子、軸が付けてある。
注意された事以外点前の事には触れていない。
例えば、襖を開ける手の高さは左右の手を同じ高さにする。という事を書いていた。
師匠は今日はこの点前と言われて、準備が出来れば良いと言われた。点前の科目は限りなく多く、道具が変わり、炉、風炉があるので、とても覚えきれない。
後になって、稽古科目を殆ど終えた頃になって、籤札を作り点前科目を全部書き込み、稽古日にそれを取って、今日はこの点前をお願いしますと言う事にした。師匠もそれに付き合うのに大変だったと思う。
生徒各個人の修練(稽古科目の進捗記録)を付けるに当たりこれではまずいと新たにノートに書き始めた。めくってみると、去年のこの時期、野菊が咲いていたなどと一つの事から色々な展開が始まる。

日記は三日坊主。中国語で日記を付けた事もある。今日はとても暑い。「今天很热」位の事ですが、毎日同じ事の繰り返しでしか無かった。そうかと言ってそれより上を目指す事も無かった。

ブログとは辞書では個人が身辺の出来事や自分の主張を日記形式で書く事とある。
日記は字づらからすれば毎日の記録だが、それは私には向かない。
父は毎日書いていた。ノートに二、三行の記録でしたが亡くなって数十冊のノートがあった。
私には向かない。

今、このようなブログの形が合っているように思う。
でも、始めてから失って行くものがある。短歌が出来ない。スランプとは違う。何かが消えていってるようだ。感動を受けた事などが失って行く。年齢と言う事もあるでしょうが、ここに曝している事で感動(感受性)が薄れていってるような気がするのである。

一周年_b0197486_1021245.jpg

十七日月
右下が東京タワー。下側がビルで隠れてしまい、ライトアップが分からなかった。
by higashinuma | 2011-09-15 10:22 | 所感 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma