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つれづれ

ご銘

10月連休明けの火曜日稽古。
仕事の都合で二人お休み。
昼稽古は今日から柄杓を扱う稽古です。来月からは炉になるので迷いましたが、立礼で稽古です。
少なくとも正座しなくて良いだけでもとの思い。
それに、来週は正座で腰痛再発と言う方が復帰されるとの事。今月位は大事にして戴きたい。

柄杓に炉、風炉用がある事は理解したようです。
構え、取り、置き、切り、引き各柄杓の扱いは口で言えば分かって貰えた?来週に期待。

さて、点前を終えて道具の拝見・・・ずっと先輩の点前を見ていたので何気に雰囲気はつかんでいる様子。だけどママにならない。
「お茶杓のご銘は?」「・・・・」横から助け舟「残月はどうですか」留学生は其々の名前を言って貰いましたが、誤解されると困るので、お点前の終了後に俳句の季語の事等話した事でした。

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明日(12日)は満月。
生徒其々に「心月」を思って居られる事でしょう。

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「水引草と秋明菊」を青磁尊器花入に。
水引草は早くは六月頃から咲きだし、今が一番綺麗ではないかと思うのですがどうでしょうか。
名残月なので、虫喰い葉や紅葉しかけた葉が使えます。
今回は水引草が曲がっていて(自分で採ってきましたが)姿が定まらず、あれやこれや花を入れるのに二十分もかかりました。それに尊器は口が広い事も難しくしています。
秋明菊は土曜日も使った茎の長い物も持って行きましたが、教室に着いた時には花弁が落ちて、使えなくなり、固い蕾ばかりになりました。これも原因の一つです。
薄板は青磁尊器なので「矢筈」が相応しいと思われますが・・・あえて。

夜稽古は立礼にするかどうか生徒に聞いたところ、中置にしたいと言うので、釜を据えて貰いましたが、膝から16目の位置が合わず、途中で直しました。
位置がどれだけ大事な事か分かって戴いた事と思います。今までは釜は私が据えていたのですが、これからは、そのような準備もそろそろ教えて行かねばと思った事でした。

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土曜日と同じ「松風」
本願寺由緒の菓子との事で「梵字」入りの古代鏡盆に盛ってみました。
写真では分かりにくいがお菓子の向こう側に薄く見えます。
「梵字」は「オン」と書かれています。
真言密教では仏に語りかける最初の言葉「帰依します」と言う言葉らしい。

干菓子は「石ころも(いわころも)」大納言粒餡の美味しい事でした。
by higashinuma | 2011-10-12 08:56 | 茶道 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

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