人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

つれづれ

雨の日

火曜日教室の12月最初の稽古日6日は午後から雨予報。
教室のドアを閉めると雨の音は聞こえない。エアコンを入れて部屋は暖かい。
いつも、早く来られる生徒が雨が降ってきて寒いと入って来た。

雨の日_b0197486_8572588.jpg

何故この軸を選んだか?

以下はネットからの引用です。
陰暦の12月を朧月(ろうげつ)という。朧はもともと冬空の後の第3の戌(いぬ)の日をいう語で、この日、狩りに出て得た獲物で先祖百神を祭った。この祭を朧祭といい、それが12月にあったことから、この月の別称となった。
朧月の8日は、釈迦成道(じょうどう)の日(朧八会)とされ、これに因んでつくる粥を朧八粥といった。仏粥、八宝粥、七宝五味粥などともいう。もとは僧寺で作って人々に施したことに始まったが、やがて宗教色は希薄になり、各家庭でそれぞれの味の粥を作り、祖先に備えたり親戚知友に贈ったりなどするようになった。
朧八粥(ラーパーチョウ)とはどんなものか
成道した釈迦が修行によって衰弱した身体を温め養うよう、難陀・婆羅が乳を釈迦に献じたことに因んで寺院ではこの日に粥を作り読経とともに奉納して法要を営む。
黍・粟・米・小豆・栗・菱の実・皮をむいた棗などを一緒に入れて水で煮て粥にしたもの。このほかに紅染めの桃の種子(杏仁)やスイカの種、落花生、はしばみの実、松の実、白砂糖、赤砂糖、干しぶどうなどを入れて色や香りをつけた甘い味のする、有名なお粥です。日本のお彼岸に、おはぎを作って知り合いの方に差し上げるのと同じように考えてもらうとよくわかります。

上の記事は粥の説明が主ですが、12月は釈迦が悟りを開かれた事から仏教行事が多い月です。
ブッダガヤの菩提樹の下で、静かに坐禅を組み、ついに12月8日の未明、東の空に一際美しく輝く明けの明星をごらんになって、忽然と人生におけるお悟りをひらかれたとされます。
近くの曹洞宗のお寺でも12月1日から8日まで座禅会を開かれているとの事です。

この軸の揮毫は「老梅」です。永平寺管主丹羽簾芳老師の号です。
雨の日_b0197486_9263157.jpg

花は「丸葉万作と有楽椿」萩耳付花入。
このところ寒さが増したので、紅葉も本来の色が出て来たようで、とても美しい葉となりました。少し、葉が多いですが12月になって日が経ってないのでそのままに使いました。
椿は有楽椿と思っていましたが、系列は同じでも少し違うかなとも思います。
枝先に蕾が二個付くと、どちらを落とすか困る。何しろ可哀想だし、このままでは一個は開きそうだし・・・と言う事で、そのまま使いました。夜稽古の時は完全に開いたので、このままにして良かったと思いました。

雨の日_b0197486_9332029.jpg

写真が今一でせっかくの観世水が綺麗に写っていません。
生徒に戴いた鶴屋八幡の干菓子です。
主菓子は「延寿柿」大垣の銘菓。
干柿を練り込んだお菓子で見た目も干柿。そのままガブリと食べた生徒に楊枝が有るでしょうと言ったら、取り出して切っていましたが、なかなか切れそうになく、結局、ガブリです。
以前、食べた事のあるお菓子ですが、やはり、お菓子は自分で食べてみてから使うべきだと反省したことでした。
by higashinuma | 2011-12-07 08:57 | 茶道 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma