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つれづれ

ベランダに植木鉢を置いているため、ベランダには色々な虫が多い。
中でも蟻は逞しい。
部屋の床に砂糖系の菓子屑がこぼれていたりすると、知らない間に黒い一筋が出来ていて、驚かされる事がある。これを処置するには掃除機が一番。
ベランダの上に徘徊する蟻は、蟻専用の殺虫剤を躊躇わずかける。
可哀想だが彼らの運命なのだ。

日曜日の「さくらんぼ狩り」の日、浅間神社の境内で巨大な蟻を見つけた。
ベランダの蟻の十倍はありそうだ。
蟻_b0197486_10163191.jpg

写真では比較がないので分かりずらいけれど、普段見る蟻とはまるで違う。
蟻のイメージは群れで行動するが、こいつは単独で動いている。
参道に掛けられた石橋の上なので、参拝客が多いけれど、何かを感知しているのか、一処に留まって行き交う多くの靴を避けている。

山中湖近くでもこの巨大蟻がいた。小さい子が捕まえようとしている。
これに噛まれたら大変だと思うのに、若い母親は一緒になってみている。

ある本を見ていたらジュール・ルナールの「博物誌」の一節が載っていた。

 一匹一匹が、3という数字に似ている。

 それも、いること、いること!

 どれくらいかというと、333333333333……ああ、きりがない。

                               (岸田国士訳) 

本では縦書きで3は上向きの横書き。
このブログでは文字の書体が替えられないが、(明朝体かな?)確かに蟻に似ている。

※博物誌ルナール岸田国士訳の本の跋文が挿絵入りで読む事が出来ます。
文体が素晴らしいので、ご一読下さい。
homepage2.nifty.com/onibi/haku.html
by higashinuma | 2012-06-20 10:16 | 所感 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma