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つれづれ

京都旅行 1

京都のお茶会については既に書いたので、茶会以外の旅行部分を書いています。
皆さんの旅行の参考にして戴ければ幸いです。

初日、5日は昼前に京都に到着し、宿泊予約のある三条木屋町の近くロイヤルパークホテルに荷物を預けて、建仁寺の茶会に行く。私なら歩いて行ける距離なのですが・・・^^; タクシーで
茶会の後は同じ境内の両足院へ。
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両足院の苔の庭です。
※飛石の思い出
 茶事をする前日にこの飛石をたわしで綺麗に洗い、水を流して雑巾がけします。勿論、苔を傷めないように。真冬の二月節分の日は手がかじかんで痛いし、夏は蚊の予防。冬であれば当日もう一度、お湯で氷を溶かし、水分が残らないように拭き取ります・・・これは修行です。
 今は料亭で何をする事も無く懐石を戴いて・・・・お茶遊びに近いと思います。
両足院のこの飛石がこんなに綺麗なのも、日頃の心がけあっての事です。

その後、思ったより早く済んだので、祇園界隈を散策し、夕飯には早いので、堀川通りを下って西本願寺に当たり、カーブする辺りにある、「風俗博物館」の見学に行く。五条坂辺りからタクシー。
「風俗博物館」と言っただけで変な顔をする。「えぇ~そんなとこ?」こいつ「風俗」の言葉を誤解している。
ここは井筒法衣店ビル5階にある歴史衣装を主として展示している博物館です。
前から行きたかったけれど、場所が分かりにくいので探し当てられなかった。
でも、京都のタクシー運転手は凄いですね。こんな小さな(こういうと怒られそうですが)博物館でも咄嗟に分かる。まぁ、古くからあると言えばあるんですが。1973年開館。

前は平安時代以前からの衣装を等身大の人形に着せての展示だったようですが、2000年代?から源氏物語の六条院を四分の一大に再現して、源氏物語の場面場面を時期を替えて展示しているようです。
ここの凄い処は、本物衣装が人形大に作られている事です。例えば十二単衣の唐衣が模様から全て本物の数分の一に再現され、其々が仕立てられて、一枚一枚着せてある事です。
充分見応えがありますのでお勧めの博物館です。係の方(受付の小母さん)も、とても詳しく説明して下さいます。小母さん言ったら失礼かも。
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で、展示している衣装の中にとてもモダンな衣装があって、この時代にこんなモダンな柄があったんですね。と言う事で、源氏物語の絵から再現しましたとの事。思わず頭が下がりました。
衣装だけで無く、調度類や風習も全て再現されていますので、当時の「風俗」を知る貴重な博物館です。

例えば御簾の中には本人が居るかの如く衣装が見えますが、顔の部分は上から布が垂れていて、飾りだけです。このような習慣があったなんてとても興味を覚えました。
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左の光源氏と右は御簾に隠れた衣装のみの飾り・・・何のため?

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狩衣の人?おや?何処かで?

是非、カメラを持参で・・・展示品の撮影も大丈夫です!

再び祇園に戻り夕食。前に来た時は町で舞妓さんにあったのですが、今回は一人も・・・
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八年前の祇園で出会った舞妓。今、どうしているだろうか?
ちょっと見ると体験の人かと思った@@/
写真を撮る時のポーズが決まり、仕種や近所のお茶屋さんの人との会話から本物と断定^^/
衣装は絽の着物で橋と花火の模様。襦袢の流れ模様が絽を透けて丁度合うようになっている。
体験では「こんなええべべきぃしまへん」←多分大阪弁。茶会で名前の出た、懐かしい人を思い出している。

今日は中国人観光客が多かったです。
by higashinuma | 2012-07-12 09:48 | 旅行 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

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