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つれづれ

茶会

11月3日 朝は曇り空でやはり寒い。
鶴見総持寺の茶会に行く約束でした。
曇りの為、朝薄暗い。いつも大凡7時には起きているのに、時計を見たら7時30分。8時23分の電車に乗る予定が一本遅れるも、待ち時間が5分?位だったので、着いたら約束時間に25分も早く着いた。
話に依ると市民祭りのような雰囲気だったので、軽装で行くが、駅で待っていると、無地の着物が目立つ。ちょっと失敗かなと思ったけれど、軽装の人も居て少しは安心。
実際に会場では訪問着から全くの普段着までピンキリ・・・当日券もあって、寺域境内では模擬店など多くの出店があったり、イベント会場では仮設ステージで多くのパフォーマンスがある。
この茶会は鶴見区の文化協会主催で茶華道連盟のものでした。ある意味地元と総持寺の文化祭のような?

総持寺には茶室が多くあると聞いて、精進料理も有名で一度は行きたい処でしたが、未だ果たせなかったので、よくぞ知らせてくれたと感謝。

総持寺はもともと曹洞宗開祖道元禅師の第4世の瑩山禅師の開創570余年の歴史を能登(輪島市)において、明治31年に焼失し、宗門の要請で明治44年に鶴見に建てられたとある。大伽藍の他に幼稚園から大学、病院も寺域にあるそうです。

木造建築の殆どは国指定文化財。
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三松関 ここから寺院に入ります。
連れが二人写っていますが・・・・分かるかなぁ?
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鉄筋コンクリート造りでは最大と聞く三門

昼食会場の三松閣
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続いて香積台、待鳳館玄関より上がる。
待合は紫雲台
ここの襖絵は素晴らしい。
大正期に活躍した絵師によるもの。
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大広間?紅葉と松の間に秋草が散らされて豪華絢爛・・・全体図は総持寺ホームページより
もしかすると春には桜の図の襖に替えられるのか?
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上の三点は部屋毎に違う。他に孔雀と牡丹図を観ましたが、龍や色々あるようです。
紫雲台はそれだけ大きな建物です。

この茶会の良かった点は各茶席(下記の四席)があり、ここの紅葉の間で各席とも待つのであった。一席終われば又、ここに戻ると言う設定。そのため、現在の混雑状況が分かり、次にどの席に入るかを一目で分かる。・・・通常は各席毎に待合があったりしますが、席が離れた処では行ってみないと分からない事が多い。このように大きな部屋があればこその方法かと思うが参考にしたい。

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一席目は待たずに入れた。が、一番後列に並んだので、一番奥の席。他の方も立って観ておられた。
石州流で立礼の席だった。流派が違うと点前も興味深く、連れの二人は興味深い事でした。

「気は長く心は丸く腹を立てず人を大きく我を小さく」達磨大師の言葉だそうで、大きな達磨の図が掛けてありました。
花は塩菊と水引草を黄瀬戸花入に
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塩菊と言う初めて耳にする名前と薄暗くて良く見えなかったのでネットで戴いた写真です。
磯菊とどう違うのやら・・・

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二席目の終わった処で昼食に。
三松閣と言う巨大な建物に移動して昼食会場へ。
この建物はまるで旅館かホテルのようです。
一泊研修座禅会みたいな催しが随時に行われていて、教室で行ってみようかと言う話をしていましたが、そのチャンスが中々ありません。
ついに憧れていた総持寺の精進料理です。
煮しめは材料毎に焚いてあり、揚げと椎茸はしっかりした(関東風)味でした。
ごま豆腐の餡はもう少し味があっても良いかなと思いました。
でも、料も程良く美味しく頂戴しました。
私は妙心寺の小豆粥膳、建長寺のケンチン汁、建仁寺の泥亀(ドンガメ)汁等々精進を戴きましたが、甲乙つけがたいです。やはり本場中国の精進料理(廈門の南普陀寺)は違います。今年の京都旅行で万福寺の精進料理をあいつの拒否で戴けなかったのが悔やまれる。

今回の茶席
倚松庵小間 大日本茶道学会
倚松庵広間 煎茶松風庵花月流
松の間   石州流
唐子の間  表千家

10時少し前に到着して、3時頃に終わったため、煎茶席には時間切れで入れませんでした。
倚松庵小間席は由緒ある茶席のようですが、四畳台目席で14人しか入れず3時には10回目を行ったとの席主の話。四畳半台目で15人位が茶会の目安。なのでかなりきついし、炉を開いたのでますます狭い。
時間が過ぎているけれど、呈茶だけで一席設けるらしい。
このように大勢の来客では小間席を使うのもどうかと思われた。
この席だけは待合(十一畳半)があったので、こちらを茶席として、小間は見学されたら良いかと思われました。
これだけの席で京都並みの茶券代。関東の一部の茶会みたいに儲け主義はどうかと思われます。
有意義な茶会で一日を過ごした事でした。
教えて下さりありがとうございました。
by higashinuma | 2012-11-03 21:34 | 茶道 | Comments(0)

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