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つれづれ

亥の子餅

11月9日 寒いが良い天気
バイトに行く子に合わせて6時半起床。大凡7時起床なのでやや眠い。こういう時は障子もカーテンも開けて太陽を浴びるのが一番です。

昨日は夕方に帰ると言っていたあいつが午後2時頃に帰ってきた。
「赤坂に用があって、青野でお菓子買ってきたから抹茶が欲しい」「面倒だ!紅茶にしといて」
「お茶の先生が何という事を」・・・仕方無く用意する

抹茶は嫌いじゃないし、以前は季節の茶碗をいつでも出してあったが、教室を持つようになって、家では抹茶を点てる事は殆ど無い。珈琲は一日三杯は戴く。紅茶や煎茶も。煎茶は先日、抹茶のような物、回転寿司にあるそれのちょっと高級品を見つけた。これは便利で、抹茶と同じに茶葉全部を戴く。

抹茶の流行しない一面は、珈琲や紅茶、煎茶のようにゆっくりと話をしながら一杯と言う訳にならないところ。抹茶をちびちび飲んでいたら、粉が沈殿して美味しく無いだろう。

止むなく、茶碗を詰め込んだ棚から、土曜日教室で使おうと思っている茶碗を取り出す。奥行き二個三段重ね。何処に入れてあるか・・・茶碗の大きさで箱が違うため収納がまるでパズルです。

お菓子は亥の子餅だった。
中国の故事からは「大豆・小豆・大角豆(ささぎ)・胡麻・栗・柿・糖」が餅皮に入るそうですが、この亥の子餅は何が入っているか不明。皮に餅の一日置いたようなぱさつき感がある。
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牙があるのが面白い。亥の子でも牙はあるのかな?
茶碗は薩摩焼の春秋(紅葉と桜の図)
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中野静鳳作品

ついでに他所の亥の子餅をピックアップ
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同じ赤坂の塩野製
これは火曜日教室と同じ胡麻が入る。
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虎屋製 黄粉がまぶしてある。
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道喜製

今はデパートで道喜製も入手できる。
道喜と虎屋は御所出入りの餅屋と饅頭屋。時代も変われば餅菓子の様式もだいぶ違ってきただろうと思われる。因みにはなびら餅の場合ですが、虎屋では東京では搗きたての餅、京都では求肥でこしらえると伺いました。成程、現在のようなはなびら餅は東京遷都後に虎屋で御所に届けるようになった事から考えられたようです。さすれば東京は搗きたて餅を御所でその日に戴くようにとの事でしょうか。道喜製はなびら餅は東京では買えません。
Commented by ごう at 2012-11-09 12:41 x
きな粉のが美味しそう! でも、ビジュアルは、うり坊らしい縞模様付が好みです。(・・きな粉は必要なのかしら?!)  先日のお稽古のは、柔らかくて作りたてのようで美味しかったです♪
それにしても、先生が・・のくだりに、吹き出しそうでした☆(^m^)
Commented by higashinuma at 2012-11-10 09:18
ありがとう!稽古の時の菓子職人さんは、青野で修行したと聞きましたが、本家より美味しかった。12月稽古分迄、全部私の注文菓子で予約入れたので、楽しみに。
by higashinuma | 2012-11-09 08:05 | 茶道 | Comments(2)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma