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つれづれ

唐物伝授

11月14日 上天気ですが寒い。パソコンの上の手が冷たいと感じるのはこの秋(立冬過ぎているのでこの冬かも)一番。午後からはもっと冷えるらしい。

昨日の稽古帰りは、教室を22時20分頃出たが、私の乗った電車が途中で人身事故のため、結局先週と変わらない時間(24時)に家に着いた。全く迷惑な話。
全員電車を下ろされて、次の電車に乗り換えだった。人身事故発生のその電車は終点まで行くのですが、次の乗り換えと、その次の電車は途中駅止まり。私は途中駅までだが、終点まで帰る人には大変な迷惑だ。ブルーシートで囲ったまま搬送しているので、幸い事故者は見ないで済んだが、手荷物らしきものが数個あったから、複数の人だったんだろうか?
首都圏では日に因って3件も発生する事がある。(私が出会った日の事だけですが)本当に何を考えているんだろう。
生きているだけで他人に迷惑をかけているんだから、是以上の迷惑はかけないようにして欲しい。

とんでも無い事を書いてしまったが、今回の稽古は「唐物点前」を昼と夜一人ずつ伝授した。
本来は伝授ものなので、資格の無い生徒は同座出来ないような事を耳にしているが、いずれその者達にも教えねばならないので、客に着いて貰った。(許状を持って居て未だ教えていない生徒も居る)
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石蕗を備前耳付花入に・・土曜日の花と同じ。

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去年は一度も出して無かった茶壺。点前していない時間はどうぞと言ってあるが、中々手が出ません(笑)

お菓子は最初の稽古だけは四カ伝の三種盛り
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薯蕷と練切、水菓子は次郎柿。練切は栗の刻み餡が忍ばせてあり美味しかった。
薯蕷は注文の織部で餡も美味しい。
食べきれなかったら持ち帰りますと言ったのですが、美味しいと言って全員が全員全部食べていました。

食べきれないお菓子は出された奉書に包んで持ち帰るのが定番ですが、縁高は一人毎なので、そのまま残して置きますと後で水屋の者が包んで渡してくれます。私はこの方法を勧めたい。
ある業躰にお菓子を持って帰るような人は呼ばないと言われました。奉書に包んで持ち帰るような、けちけちしていては伝物の稽古の資格が無いとまで。
言われてみれば確かにそうだろうなぁと思いますがね。唐物茶入なんて本当に持っている人は少ないだろうし、大名物とかになったら本当に極少数でしょう。それに茶事ともなったら、伝物点前の茶室と懐石を戴く広間が必要です。こういう風に考えたら誰でもお茶なんか出来ない相談です。
まぁ、あまり固くは考えず、唐物茶入、大名物茶入何でもコピーがあるのはそれなりに出来る範囲で稽古しなさいと心して励むのみです。
ある方が名物の茶入れを持っておられると言うので、拝見させて戴いた。それは箱にキチンと作者名があった。写し物なのに本人は本物と思い込んでおられた。その茶入はなんと幸せな事よと、こういう風に扱わなければと教えられた事でした。

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柄杓を構える(鏡柄杓)姿は様になりますが、これが綺麗に見えるのはなかなか難しい。ちょっと反り気味ですが綺麗に決まりました。鏡柄杓と言いながら、教本でもそうですが、この角度では合に顔は写りませんね。その構えから蓋置に柄杓を引く迄が色々な方が居られます。
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蓋置に柄杓を引くと言うのですが、置いている人が大部分です。
竹の場合は音を立ててと言うと叩きつけているのも見られます。
写真のように、柄杓を持ち、手なりに持って行けば引けるのですが。苦手でしたが、上手になりました。
私が稽古していた時代と、点前の細かな処は結構変わって来ています。研究会でも業躰が直されない場合や見落としがあるので、やはり基本は綺麗に見えて合理的なのが良いと思います。
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留学生は炉の点前は二度目ですが、覚えが早いと言うか、綺麗な点前をします。
先に稽古の済んだ生徒に見て貰います。その事で本人の自覚も出来て、苦手な茶碗を拭く所作とかが、良くなりました。柄杓はもう少し立てて。
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彼女達は点前の順や言葉等を必死にメモを取って、見違える程覚えが早い。

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何だか凄く嬉しそう。こういう雰囲気は大事です。

干菓子は忘れて行って、と言うか見つからないので、振出し用に買ってあった金平糖を使った。
留学生に金平糖ですよと言ったら「あっ知ってる。アニメで見た」と喜んでいました。
いまや、日本のアニメ恐るべし。この数年はアニメから日本に興味を持って留学して来る生徒が、茶道体験から稽古したいと入門して見えています。
日中関係もアニメから打開出来ないものだろうか。

唐物点前の写真はありません。撮れなかった方ゴメンナサイ。
by higashinuma | 2012-11-14 09:42 | 茶道 | Comments(0)

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