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つれづれ

茶事

先日夜咄の茶事があった事は既に書きましたが、茶事では前礼と後礼が大事な事です。
前礼
 昔は、前日にそのお家に出向いて明日必ず伺う旨挨拶したと聞きます。私は何度か亭主も客も経験していますが、前日に挨拶に来られた方も何らかの連絡を受けた記憶が無い。きちんと踏襲されて居られる方もあるとは思いますが、前礼をなさる方は少なくなったのではなかろうか。
私はそれが何処其処の店の主催であっても、簡単な連絡と言うか、何時に何人伺いますので宜しく程度は書いている。

後礼
 これも昔の人はそのお家に伺って昨日の礼を述べたと言う。是は割合、手紙ですが礼を戴けるようです。中には電話の方も居られます。
しかし、私は直接伺うより、電話を戴くより、手紙を戴くのがありがたい。
亭主であれば、疲れた上に片付けがある。電話等は相手が何をしていようがお構いなしである。今でしたらまだメールが良い。

さて、今回は亭主側の事務所から確認の電話を戴いた。慌てた訳ではないけれど、失礼とは思いながら「葉書」で時間と人数それに楽しみにしている旨書いた。
本来ならば亭主から正式には巻紙に正客のお願いと連客の名前を書いて戴けるものなのだ。
最近では料理屋での茶事が多く、公に客を募るのでこういう事になるようだ。

その後、亭主から今回の趣向はこうですよ、みたいな内容の手紙を戴いたが、これは当日には届かなかった。

そして後礼ですが、社中の者には参加者全員に書いて貰っている。そしてまとめて私が亭主に送っていたり、今回は翌々日に他の用でお会いするので持参した。
今回は全員毛筆で書かれていた。
二人は巻紙、一人は綺麗な便箋。私は今回のテーマに沿った懐紙があったので、それに認めた。

綺麗に書ければそれはそれで一番なのですが、思いが通ずるのが最大の条件ですね。
形式と言うのはあり、文例集も多く出版されていますが、やはり形式に沿って自分の言葉で書くのが戴いた方も喜ぶのではと思われます。

いつの頃からか、私はその会の趣向に沿った和歌(短歌)を書き添えている。
今回は梅見の茶事
「軒をもる月のあかりにほのぼのと梅香りたつ夜咄の庭」
正確に言えば「軒をもる月」と言うより、やや満天に近い月であった。でも、そのように言ったほうが雅味があると思う。

筆で漢字かな混じり文を書くのは容易でない。変体かなとか草書の漢字混じりならある程度は見た目を良くする事は出来るけれど、ある本にこの手の手紙は崩した字を使わないとあった。
古筆でも宗旦の字はとびきり読みにくいとされるが、少なくとも近代まではそのような事は無かったのではないかと思う。勿論、戴いた方が読めないのでは困るけれど。

江戸時代の古文にどうしても読めない字があった。変体かなはある程度読めますが、漢字の略でも無い字だった。異体字と言うらしい。この時代の人はこういうものもふんだんに使って文章を書いている。
パソコンで字を書いて漢字が書けなくなっていますが、パソコンの字は読みやすい。
今の時代なのだから、パソコンで書いた手紙でも良いではないかと思われるが、茶道としてみたときどうであろうか。今後の課題である。

長い事、懐石を洋風とか中華で出来ないだろうかとあたためている。イタリアンでも良いではないか。それも、立礼で。もし、そうであれば、もっと茶事に広がりが出来て、それこそ、ご案内、前礼、後礼等々パソコンで書けるのだ。

一度、今回の茶事の処でクリスマスの茶事があった。
料理は洋食で立礼であった。亭主も半東もロングドレスであった。炉の時期なので椿は「アベマリア」銘であった。
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これなら足の痛い老と座るのが苦手な若も気軽に参加でき、もっともっと普及して良いだろう。

※この時はパンで市販の「ふわふわ白いパン」名前が違うかな?これを焼き直してシナモンシュガーがかけてあった。是は旨い!
・・・私は聞いた訳じゃないが、是をさっと水に濡らして、すぐ温めたオープンレンヂ(魚焼く場所)で焼きます。つまり外はカリカリ、中はフワフワで、焼き上がりにシナモンシュガーをかけます。魚臭さは付きません!お勧め。
by higashinuma | 2013-02-25 22:53 | 茶道 | Comments(0)

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