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つれづれ

青山から

2月28日 木曜日 晴れ
昨日も寒かったですね。二月は今日で終わりだけれど、本当にあっと言う間でした。

昨日は午前中天気が悪かったので、多分、美術館なんかは行く人が少ないだろうと読んで出かけた。
しかし、午前中に一つ用を済ませてもう昼近い。雨も上がり、面倒なので昼飯も抜きで行った。

行った先は「根津美術館」
青山から_b0197486_8133717.jpg

実は3月31日にチャリティ茶会の案内があって、社中に声掛けしているうちに、券が無くなりましたとの事で、この券に美術館鑑賞券も付いていた事から、予定が消えてしまった事から始まります。

昨日は表参道の地下鉄出口を間違えて、骨董街の方に出てしまった。記憶で歩きだし、和菓子の菊屋の柳を右手に見てそのまま進行、次の信号を左折。
「ん?確か右側は骨董の店とか入ったアパートのような処があったのに?」今は駐車場でした。左には三越クラブがあったのに?これも消えて、この界隈は全く様子が違っていました。でも、間違えていない筈と進行すると美術館の裏口(車寄)に出て、ほっとする。
ロビーには客が皆無。受付で聞いたら「空いています」の事。やった―!声がでそうでした(笑)

本展の茶道具の展示室は3人位しかいなかった。こんなにゆっくり観られたのは久しぶりの事。
重要文化財の「相坂」丸壺茶入がトップ。
残念ながら、4点ある筈の仕覆が2点のみの展示。
小堀遠州は唐物時代の次の次の世代でしょうか。茶入は瀬戸。中興名物は遠州の選んだものを不昧が定めたとされます。今回は遠州七窯として膳所しか無かったのも残念。
参考として遠州七窯
志戸呂焼(遠江:遠州)、膳所焼(近江)、朝日焼(山城)、赤膚焼(大和)、古曽部焼(摂津)、上野焼(豊前)、高取焼(筑前)

不昧の名物道具で参勤交代にも運んだとされる「油屋肩衝」茶入(畠山美術館蔵)等があればと思うのは欲が深いと言うものでしょうか。

他に旧竹田宮家のお雛様
家族らしい三人の小母様のおしゃべりが耳触り!明治時代の豪華な宮家の雛人形と雛道具は一見の価値ありです。

花見月の茶
茶事の道具。寄付から本席、懐石道具等見どころ多い展示でした。本席の道具展示は照明を落としているので、見え難い。
つい先日、国立博物館の展示の工夫をテレビで観ましたが、あんな風にしてくれたらなぁと思いだした事でした。

その後、原宿経由で新宿まで歩きました。以前は青山墓地方面から歩きましたが、どちらが近いのだろう?

※竹田宮家は、北白川宮能久(よしひさ)親王の第1王子・恒久王が、明治天皇第6皇女・昌子内親王との結婚に先立って明治39年創立した宮家。
明治天皇から贈られた雛人形のようです。
by higashinuma | 2013-02-28 09:20 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma