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つれづれ

お礼

3月26日 火曜日 晴れで寒い日
東京を発つ時は桜が七分咲き位でした。ソウルは日本で言えば青森辺りかな?ソウルは未だ未だ早春。
知人が韓国の春は黄色い花から始まると言ってた通りに、山茱萸はまもなく満開、連翹(れんぎょう)の花がすこしばかり咲き始めた状態で、金曜日には霰がポチポチっと落ちて-1℃とか言う日も有りましたが、総じて天気が良く、金曜日以外は日中手袋無しでも大丈夫でした。

さて、今書こうとしているのは、これらに全く関係なくお礼について考えてみたいと思いました。
先月だったか曽野綾子が同じテーマで書かれていたのです。

「もう、全くお礼の言葉一つも無い」良く聞く言葉です。
彼女の近くにもこう言って怒っている人が居たとか。この怒っている人は近所に住む家族の為に何々してやっているのに・・とかが多く並べられたらしい。
曽野綾子はクリスチャンなので、他人に何かしてあげてもそういう事は思わないと言う事を述べていた。

私も最近、ある人達が喜びを得るに至った事に対して結構な協力をした。が、やはりお礼の言葉は得られなかった。この人達は外国人なのでそういう習慣は無い事は知っていたが何かすっきりしない。
勿論、お礼を言われたくて手伝った訳ではないが、せめて日本に居る間は何か喜んで戴ける手助けをしてやりたかった。

昔、会社の人が全く関係ない部署の彼女に一目ぼれして、私が彼女と親しいので紹介して欲しいと言われた。結果、二人は結婚に至った。この人は私に「僕が自分でアタックした事にしておいて欲しい」と言われ、結婚式の招待も無かった。友達であったが勿論お祝いも上げなかった。
これを知っている人がもう一人居た。彼女の部署と関係がある上司。彼は結婚式に招待されたらしい。後日「結婚式に来なかったね」と言われた。招待が無かった事を言うと「貴方のお陰であの人たちは結婚したんでしょ」と顛末を知っていたのだ。お礼の一言も無い事までは言わなかったが。

曽野綾子は恐らくこれらの事に関しても、お祝いを差し上げるかどうかはともかくにこやかに「おめでとう」と言われるのでしょう。

逆の立場で、人の手を借りるのだから、何かして戴いたお礼として「ありがとう」の一言は忘れないように教育されたつもりで居るし、茶道と言う礼儀を指導する立場でもある。勿論言って欲しいから手伝っている訳ではないが、何か腑に落ちない。

今は茶道を習いに来ているその外国人たちに教えたものかどうか迷っている。

今回のソウル旅行では韓国の人達に道を聞いたりいろいろ親切にされた。ハングルは読めない知らないので日本語で「ありがとう」か、英語で「サンキュー」と言うと、相手は、ほほ笑みを返してくれた。
これで良いんじゃないですか・・・・と私は思うのですが。
by higashinuma | 2013-03-26 08:11 | 所感 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma