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つれづれ

奥伝

5月31日 金曜日 晴
今日はまさしく「五月晴」ですね。

先日の茶杓ご銘は「大漁」「清流」「渓流」等々軸と花入に合わせて付けられていました。
さて、稽古も回を重ねて裏千家では「四ケ伝」「行之行台子」「大円之草」・・・と許状が進みますが、これらには教本がありません。
それが良いかどうかは迷うところです。

宗家には点前の伝書・秘伝書を入れてある、鍵が6個も付いている「密参(みっさん)箱」と言う物があり、適伝の者にのみ公開し伝えて来たようですが、円能斎の業躰であった田中仙樵が明治31年大日本茶道学会を設立して,秘伝を公開出版し、流儀の廃止を主張しました。
流儀の廃止を主張しながら大日本茶道学会と言う流儀があるのも変ですが。

利休より口伝で伝えられた台子伝法を書籍で公開してしまったのです。そのため円能斎は精神は利休、点前は今を基準に奥伝に手を加えられたようです。
しかし、この時代より現在、教本として出版されている小習十六カ条等は書籍で公開しました。茶道人口が増加するに従い、点前に乱れが生じたためです。

奥伝は口伝と言う事で稽古中は勿論、一切メモをとる事すら禁止されていますが、恐らく大半、それ以上の方は書きとめていると思います。
現在、我々に許されている奥伝科目は先に上げた他に「大円之真」「真之行台子」で全てです。「真之真台子」は家元のみ点前する科目です。

是って矛盾がありますね。書きとめていけないとしながら密参箱がある。田中仙樵の気持ちが分かります。
しかし、伝統あるものには必ず口伝があります。

茶名を戴いていますと言いながら、私も含めてですが、ちっともそれらしくない人々、「おちゃらけ」が多すぎます!そのためにはやはり口伝をしっかりと守り、そう易々と茶名等与えて欲しく無い気もします。
今は十年稽古すれば大凡、茶名は戴けますからね。それもカルチャー式で簡単に。
昔は師匠の判断する処が大きく、知人は二十年近くかかっても戴けませんでした。「出来ないんだからやらない」と言われてました。茶道は点前だけの内容では無いですからね。

では、奥伝を覚えるにはどうするかと言う事ですが、業躰が個人で稽古をされている場合もありますが、敢えて言いますが、果たして正しく伝わると言う保証はありません。
私は研究会や宗家セミナー等の公の場に参加して習得するのが一番と思います。
勿論、参加資格があって誰でもと言う訳にはゆきません。師事する先生がそういう場に参加されておられるなら問題は無いでしょうと付けておきます。

是の写真の公開は良いけど
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是の写真の公開は駄目だろうか?
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by higashinuma | 2013-05-31 08:56 | 茶道 | Comments(0)

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