2013年 07月 04日
七夕
7月4日 木曜日 曇り 予報では午前中は雨
こういう天気が一番苦手。なんて、先日カンカン照りの時も言ったような・・・。
何故かと言うと、低気圧だと頭がぼ~とするのです。
そうでなくとも、月曜日の事件以降、ぼ~としているのに。血圧測って無いけれど、上昇中だと思う。
こういう時は、思い切って温泉とか行くとか、好きな美術館へ行くとか、外出で気晴らしが一番なんだけど、出無精のあいつを引っ張り出すのも難しい。ストレスがストレスを生んでいる感じかな。
7月2日火曜日稽古は次週だと七夕を過ぎてしまうので、七夕を頭に置いて稽古する。
お菓子は既に注文済みで、従って今日のお菓子はその名も「七夕」
下は道明寺を入れて、間に短冊を流し、上は透明な寒天
生徒の話「最近、お菓子屋さん上手になったね」
確かにそのように思う。和菓子作りの素人の私の意見でも、ちゃんと聞いてくれる。
さて、濃茶のお菓子は本来は縁高に一人分(客五人なら縁高五段重ね)でお出しするのが正式です。
迷った結果、やはりガラスに皿にしました。
縁高だと底にくっついて、黒文字一本ではとれないし、何しろ、寒天の合わせ目で剥がれてしまう。
稽古にならないとは思いながら。
このガラス皿は本当はそうめん等を盛る皿です。
京都の茶会で「岩もる水」(確か円能斎の好み菓子で葛菓子)をギアマンの鉢で出された事がありましたが、私的には素麺皿の方が素朴で、菓子を惹きたてると思った事でした。
去年は床に笹を立てて短冊を下げたりしましたが、今年の七夕はお菓子のみ。なので、茶杓や茶碗のご銘で生徒に考えて貰いました。
花は「半化粧、常夏」半化粧に取り合せる花が無かったので、偶々スーパーで売っていた「常夏」を合せました。紅花等も先月はありましたが、季節の物は中々手に入らない。
茶会であれば花長まででも買いに行くのですが。
「なでしこのとこなつかしき色を見ばもとの垣根を人や尋ねむ」
源氏物語「常夏」の巻。源氏の養女玉鬘と内大臣の場面でも詠まれた古来の花です。
葉蓋点前
本来は玄々斎好みの末広籠の受筒に梶の葉で蓋をして行う点前です。梶の葉が手に入りにくい事と趣向でこのような扱いも出来ます。
梶の葉には墨で字を書く事が出来ます。元々七夕の行事は奈良時代の頃より伝わったようで、源氏の頃には梶の葉に和歌を書いて、水を張った角盥に浮かべて、それに星を映して願い事をしたようです。
今回は「赤芽柏」の葉を使いました。
蓋にした葉の扱いは淡交誌7月号に掲載されていますが、こちらは、本来の姿。私は葉が折り重なって、軸を通し難いので、葉を半分にするのではなく、両側から折って軸を通す部分に重なりを少なくしています。
その後はお休みが出たので、坊ちゃまに濃茶を練って貰いました。
水指は「津軽ビードロ」茶入は織部で仕覆は「角倉金襴」随分長くなりました。多分100年物?最近、紐を新しくして貰いました。
唐物
風炉では初めて?久しぶりですから忘れている処も。
先ず、点前科目と道具の取り合わせを覚えましょう・・・・と言いつつ、私が瀬戸一重口の水指を出して、途中で気がついて、写真の為に取り替えました^^;
ご希望で「茶入荘」
彼の古帛紗は「花兎金襴」拝見の時に「角倉金襴」と並んだので、違いが良く分かった事でした。
今日はお休みが多く、最後にご持参の手作りケーキ「バナナシホォンケーキ」で薄茶を戴きました。
ケーキの写真撮るのを忘れてゴメンナサイ!それだけ美味しく一生懸命食べていたと言う事で。
最後に今日の干菓子
名前は京野菜。美味しかったです。
さて、茶杓のご銘
「かささぎ」天の川に橋を掛けた鳥の名前です。韓国にも天の川伝説があると聞きました。
「彦星の行合を待つかささぎのと渡る橋をわれにかさなん」菅原道真
写真は佐賀県のカササギ紹介記事からです。
他に「乞巧奠」「天の川」等々
※津軽ビードロ
津軽半島の西側に広がる、七里長浜の砂から作られた「津軽びいどろ」は、紀元前一 世紀頃から受け継がれてきた「宙吹き」の技法で流麗なガラスの美を創りあげてきました・・・・・紹介記事抜粋
沖縄のガラスは誰でも知っているようですが、もう10年経ちますか、単純にデパートで見て速攻買ったのです。こんな歴史があったのですね。
※来週は筆記試験です
2日はお休みが多かったけれど、試験問題の棗等使いました←ちょっぴり優遇。
坊ちゃまは先に試験を終えて、本人目標設定点を大幅にクリアしました。ですが、僕は聞いて無いから2点追加してとの訴えは却下。
こういう天気が一番苦手。なんて、先日カンカン照りの時も言ったような・・・。
何故かと言うと、低気圧だと頭がぼ~とするのです。
そうでなくとも、月曜日の事件以降、ぼ~としているのに。血圧測って無いけれど、上昇中だと思う。
こういう時は、思い切って温泉とか行くとか、好きな美術館へ行くとか、外出で気晴らしが一番なんだけど、出無精のあいつを引っ張り出すのも難しい。ストレスがストレスを生んでいる感じかな。
7月2日火曜日稽古は次週だと七夕を過ぎてしまうので、七夕を頭に置いて稽古する。
お菓子は既に注文済みで、従って今日のお菓子はその名も「七夕」
下は道明寺を入れて、間に短冊を流し、上は透明な寒天
生徒の話「最近、お菓子屋さん上手になったね」
確かにそのように思う。和菓子作りの素人の私の意見でも、ちゃんと聞いてくれる。
さて、濃茶のお菓子は本来は縁高に一人分(客五人なら縁高五段重ね)でお出しするのが正式です。
迷った結果、やはりガラスに皿にしました。
縁高だと底にくっついて、黒文字一本ではとれないし、何しろ、寒天の合わせ目で剥がれてしまう。
稽古にならないとは思いながら。
このガラス皿は本当はそうめん等を盛る皿です。
京都の茶会で「岩もる水」(確か円能斎の好み菓子で葛菓子)をギアマンの鉢で出された事がありましたが、私的には素麺皿の方が素朴で、菓子を惹きたてると思った事でした。
去年は床に笹を立てて短冊を下げたりしましたが、今年の七夕はお菓子のみ。なので、茶杓や茶碗のご銘で生徒に考えて貰いました。
花は「半化粧、常夏」半化粧に取り合せる花が無かったので、偶々スーパーで売っていた「常夏」を合せました。紅花等も先月はありましたが、季節の物は中々手に入らない。
茶会であれば花長まででも買いに行くのですが。
「なでしこのとこなつかしき色を見ばもとの垣根を人や尋ねむ」
源氏物語「常夏」の巻。源氏の養女玉鬘と内大臣の場面でも詠まれた古来の花です。
葉蓋点前
本来は玄々斎好みの末広籠の受筒に梶の葉で蓋をして行う点前です。梶の葉が手に入りにくい事と趣向でこのような扱いも出来ます。
梶の葉には墨で字を書く事が出来ます。元々七夕の行事は奈良時代の頃より伝わったようで、源氏の頃には梶の葉に和歌を書いて、水を張った角盥に浮かべて、それに星を映して願い事をしたようです。
今回は「赤芽柏」の葉を使いました。
蓋にした葉の扱いは淡交誌7月号に掲載されていますが、こちらは、本来の姿。私は葉が折り重なって、軸を通し難いので、葉を半分にするのではなく、両側から折って軸を通す部分に重なりを少なくしています。
その後はお休みが出たので、坊ちゃまに濃茶を練って貰いました。
水指は「津軽ビードロ」茶入は織部で仕覆は「角倉金襴」随分長くなりました。多分100年物?最近、紐を新しくして貰いました。
唐物
風炉では初めて?久しぶりですから忘れている処も。
先ず、点前科目と道具の取り合わせを覚えましょう・・・・と言いつつ、私が瀬戸一重口の水指を出して、途中で気がついて、写真の為に取り替えました^^;
ご希望で「茶入荘」
彼の古帛紗は「花兎金襴」拝見の時に「角倉金襴」と並んだので、違いが良く分かった事でした。
今日はお休みが多く、最後にご持参の手作りケーキ「バナナシホォンケーキ」で薄茶を戴きました。
ケーキの写真撮るのを忘れてゴメンナサイ!それだけ美味しく一生懸命食べていたと言う事で。
最後に今日の干菓子
名前は京野菜。美味しかったです。
さて、茶杓のご銘
「かささぎ」天の川に橋を掛けた鳥の名前です。韓国にも天の川伝説があると聞きました。
「彦星の行合を待つかささぎのと渡る橋をわれにかさなん」菅原道真
写真は佐賀県のカササギ紹介記事からです。
他に「乞巧奠」「天の川」等々
※津軽ビードロ
津軽半島の西側に広がる、七里長浜の砂から作られた「津軽びいどろ」は、紀元前一 世紀頃から受け継がれてきた「宙吹き」の技法で流麗なガラスの美を創りあげてきました・・・・・紹介記事抜粋
沖縄のガラスは誰でも知っているようですが、もう10年経ちますか、単純にデパートで見て速攻買ったのです。こんな歴史があったのですね。
※来週は筆記試験です
2日はお休みが多かったけれど、試験問題の棗等使いました←ちょっぴり優遇。
坊ちゃまは先に試験を終えて、本人目標設定点を大幅にクリアしました。ですが、僕は聞いて無いから2点追加してとの訴えは却下。
by higashinuma
| 2013-07-04 10:03
| 茶道
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