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つれづれ

初釜

26年1月16日 木曜日 晴 10時ですがプールは凍っています。
二日留守にしていたツケが溜まって朝から大変です。幸いと言うかあの子は仕事に行くのに7時前には起きるので「ありがとう」です。
掃除の後に初釜で使った道具を広げて今日一日だけでも乾燥して、本格的に仕舞うのです。こうしないと黴が生えたみたいになるのです。教室のものは来週の稽古日に朝から広げる予定。
四つ碗等は既に包み紙がしっとりしています。
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と言う事で・・・1月13日の初釜よりアップします。
実は半分位書いたのですが、パソコンが書いてる最中に突然飛んでしまい、全部消えました(泣)

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今年は大宗匠の「福如海」を掛けました。
結び柳の下が何も無いのでちょっと寂しい。
内緒ですが「炭蓬莱」も「鶴亀和歌」の軸も出しそびれて・・・やはり手抜きは駄目ですね。
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紅白椿と蠟梅を一重切りに入れました。
蠟梅は裏枝になっていますが、表に直すと枝ぶりが悪くなるので仕方無し。伐る時に枝を選ばないとこうなります。
ここで「香合忘れている」と言われました。
いつも茶会では飾っていますが、それは「炭手前は省略の意味」

茶事風にと言う事で当番二人は初めての事ですが大活躍です。
先ずは席入りの挨拶から
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自分の家でありながら、茶室は客の場なので、亭主が襖を開けたなら正客から「どうぞお入りを」と声をかけます。そして、招きを受けたお礼を述べ、全員挨拶の後に室礼の事等を伺い、最後に本席の軸の挨拶です。

炭手前
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私が指導しながら、灰を撒くのを忘れました・・・・元火直して灰撒いてです。
紙釜敷の懐中は釜を引く方向を「輪さ」にして、炉は二手、風炉は三手で扱います。
手前最後に香合を取りに出て挨拶
「香合は」「出雲焼き膨ら雀(福雀)でございます」
「お香銘は」「梅が香でございます」「お香元は」「鳩居堂でございます」
茶道口で「時分刻ですので勝手にみつくろいまして素飯を差し上げます」の挨拶をします。
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写真忘れて食べてしまった後でした。
汁椀には生麩三種と三つ葉を散らしてありました。当番の手造りです。
午の朱杯はお土産
続いて主菓子を出すと
「席を改めとうございますので、お菓子お召し上がりの上、お中立ちをお願いします」
「お席が整いましたら、お鳴物でお知らせ下さいませ」
「場合に因りましては左様にさせて戴きます」
花びら餅の主菓子ですが写真忘れました。
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なので家で残りを撮りましたが、つぶれて哀れな姿に。
今年の花びら餅は美味しかった!
去年は小さかった事やもう少し柔らかくと言ってあったのですが、ほぼ理想通りでした。

続いて濃茶は「重ね茶碗」亭主は初めての点前です。普段の稽古では客が少ないので、中々稽古しません。
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次茶碗の茶を練った後は中仕舞いする事はありません・・・・ふと私も忘れてゴメンナサイ。ですが、点前の方は本を読んで来ましたとの事。ちょっとこのタイミングで手が止まりましたが流石です。
客の方も今は多くが最初の茶碗で客全員総礼していますが、この茶碗で戴く方だけ総礼ですね。
次茶碗は
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朝鮮井戸茶碗と言ってますが、実は萩です。まぁね、萩も朝鮮の陶工が拓いていますので、こういう茶碗があっても良いでしょう。

「薄茶は員茶で」との挨拶です。
例年、員茶は正客から順に回り点で行いましたが、今年は大折据を用いて「花」の札を取る方法にしました。
一つには、福引は「花」の名前を付けたのです。
全員が平等ですし、改まって籤をひくより良いと思いました。

最初はこの方に当たりました。
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緊張するからと言ってましたが、落ち着いて綺麗な点前されましたよ。
最初にお茶を戴いたのは私でした。
咽がからからだったのです。あぁ美味しい!茶碗が熱いですね。
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私の茶名を戴いた記念に購入した大宗匠箱書の扇面四季草花紋。
茶碗が熱いので、途中で濃茶の主茶碗の赤楽に変えました。
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パソコンが勝手に並べ替えしているので、当たった順ではありません。
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去年よりだいぶ背が伸びて、膝は大丈夫かな?座るのが可哀想です。
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干菓子は末富の正月麩の焼きと戴き物の正月和三盆。写真撮り忘れた。
点前座は
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松竹大棗大宗匠箱書二代甫斎の襲名前の作品
棚は淡々斎好み「寿棚」鈴木光入作
水指は徳泉作の末廣青海波
茶入は丸壺、茶杓は大亀老師「魁」でした。

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十二年ぶりに「野馬釜」を出しました。古芦屋写しです。般若多茂都作
炉縁は千羽鶴
「先生、十徳は着無ないのですか?」「えっ!着るのを忘れた」
かくして今年も開幕です・・・二月は大炉の茶会です。
6時の会は無しにして社中でお茶飲む事にしましょう。
その他時間は未だ、若干あります。
11時1枚、16時5枚宜しくお願いします。16時は多分完売予定。
by higashinuma | 2014-01-16 09:48 | 茶道 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

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