人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

つれづれ

宮中の年中行事

26年8月17日 日曜日 曇り 対岸が霞んだように見える 29.1℃

手元に宮中の年中行事を書いた書籍「公事根源」がある。
室町時代に一条兼良(1402年~1481年)が書いた有職故実を江戸時代慶安2年(1649年)に京都村上平楽寺で開板したものです。

※村上平楽寺書店は慶長年間に創業し、現在も主に仏教典籍経営する老舗です。開板は板に文字を彫って刷ったもの。

正月一日の天皇の四方拝から始まり一年の行事を細かに書いています。息子の仕事の為に書き遺したとされています。
主なものを上げてみます。
宮中の年中行事_b0197486_8153164.jpg

六月の水無月祓
・・・・大まかに現代訳
※現代訳の本も出ていますが、1万円もするので、自分で訳しています。もし、間違いがありましたらご指摘の程宜しくお願いします。尚、・・・部分は長くなるので端折った部分です。現代訳と言っても原文に近い書き方です。

大祓   同日
大祓と言うは百官ことごとく朱雀門に集まりて・・・・6月と12月の二度有り。天武天皇(673年~686年在位)の頃より始まる・・・
  水無月の夏越の祓へする人は千歳の命延ぶと言うなり
この歌をとなうると・・・法性寺関白之記には
  思う事 みなつきねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓へつるかな
この歌を詠すべしとみえけり

※法性寺関白之記は藤原忠通(1097年~1164年)の日記(1119年~1125年)を指す。
水無月祓の茅の輪をくぐる時に、この二首の和歌を唱え、最後に蘇民将来を繰り返して唱えます。

長くなるので少しずつ書きます。

昨日は神宮の花火大会があり、浴衣の人が多かったですが・・・・
男の子の浴衣はだらしないですね。自分で着ているのでしょうか?
帯の位置が腰よりずっと上にあるので、見慣れない事もあって見苦しい。10人中2人位しか着こなしていない。こう言うのも伝統なので直して上げようかと咽まで手が行ってるのですが・・・・変体爺になるのも(笑)
ネットで見た浴衣着こなし
宮中の年中行事_b0197486_9401491.jpg

宮中の年中行事_b0197486_940445.jpg

貴方はどちらの着方ですか?
by higashinuma | 2014-08-17 08:28 | 所感 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma