人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

つれづれ

酔芙蓉

26年10月4日 土曜日 曇り 26.8℃ 昨日は夕方に薄っすらと富士山が見えて居ました。
東京は、真夏のような暑い良い天気となりましたね。

初茶会のお菓子を探して、是っと思う店に訪ねて行った。久しぶりの街。日影は涼しいのですが、強烈な日差し。駅前交番で聞いた通りに行ったけれど店は無い。近くの郵便局で聞いたけれど、この辺りは個人の家しか知らないと言う。

駅の近くでこの店の名前を見た事があると言う郵便局の職員情報源に、駅まで戻り大手ショッピング街を探すも無い。もう一度交番で聞いた。電話帳で見てくれたが載って無かった。

たまたま交番に来ていたサラリーマン風の人が「盗み聞きして申し訳無い。確かあそこで見た事がある。帰り道だから良かったら案内しましょう」と言ってくれた。で、一緒に行ったが、違っていた。

ネットショップで騙されるのも嫌だし・・・電話して根掘り葉掘り聞かれるのも始末に負えない。ネットで問い合わせると個人情報が漏れるし・・・・なので、直接店に聞きに行ったのだ。

帰宅後、どうしても気になり、電話したら店は構えて無く、工房は別の処にあって、その住所の場所は昼は留守にしているとの事だった。結局、カタログを送って貰う事にした。
写真で見るお菓子の雰囲気が良く、以前、この店のある近くの街での茶会で戴いた主菓子はこの店の名前を言っていたし、とても美味しかったのです。

もう一軒、まさに知る人ぞ知る古いお菓子屋は店構えが「しもた屋」風で、えっ此処が?と言うような処。主菓子にしても干菓子にしても、上品な美味しいお菓子を作ってくれる。

虎屋、鶴屋吉信等々有名店で頼めば訳は無いのですが、それもなんだか芸が無いと言うか能が無いと言うか、どこもかしこもになるのが、客を迎える側として私は考えが違う。(非難、否定はしていないので誤解無く)

東京にも茶席用の和菓子を作る店が多いですが、干菓子を作っている店は少ない。又、多くの店員は「和三盆」を干菓子だと思いこんで居る。それも干菓子には違いないけれど。
まだ、何軒かは心当たりがあるので、美味しいは勿論、配達、価格等条件に合うお菓子屋を探してみようと思う。
 
今、隣の料亭の入り口にある「酔芙蓉」が綺麗です。
酔芙蓉_b0197486_844171.jpg

写真は昼12時頃です。朝は真っ白に咲いていますが既に酔っ払い始めて居ます。右下の花を終えたのが汚いですが、これらを見て居ると人の一生のように思えます。

石川さゆりの歌に「風の盆恋歌」?があって、「蚊帳の中から酔芙蓉」を見ていると言う歌詩。なかにし礼の作詞。それに続く歌詩「若い日の 美しい 私を抱いて ほしかった 」

高橋治の同名小説も併せて中年の不倫を歌っていると分かります。小説と歌のどちらが先に出来たかは知らない。
歌詩に酔芙蓉が上手く使われていて、絶妙さは流石だと思います。

「風の盆」は越中おわら節を歌いながら、深夜の街を流し踊りで有名です。哀調帯びた胡弓の音と歌と優雅な踊りで、私も一度は行きたいと思っている。この季節以外には、立山に行ったついでに此処八尾に回った事があるけれど。
by higashinuma | 2014-10-04 08:21 | 所感 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma