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つれづれ

鶴亀

26年12月13日 土曜日 晴 18.6℃ 陽射しが暖かい

さて、鶴亀と言えば長寿祝い(単純に年齢の長寿と言うだけでは無く)におめでたい象徴として良く使われます。私も初茶会には鶴亀を何点か使う予定で、筆頭は鶴亀の和歌軸。
「鶴の千代 亀の萬代・・・・」日野資枝卿の和歌です。
では本当に一般的に言われるように鶴は千年、亀は万年の寿命かと言うとそうでも無いようです。

浅田次郎「寿命の考察」に因ると鶴の長命は見当たらないが、亀は250歳の飼育記録があるそうです。
この中では皇居の堀に棲む鯉の話から始まり、岐阜県に七世代によって飼育され、「花子」と呼ばれた鯉が226年生きた記録があるらしい。
鯉もおめでたい象徴です。鯛の話しが無いのは中国では不吉な魚とされるらしい。鯉は竜門を超えると龍になるとされ、こちらの方がおめでたいのです。でも、鯛は姿かたちと赤い色から日本では古来からおめでたい物とされました。

今回の初茶会は立礼で香合は風炉用を使うのが良いので、道具屋さんから鯛の香合を勧められたが、気が載らなかった。結果的にはお公家さんの軸なので、正月と言う事も有り「打ち出の小槌」の香炉を置く事にした。

鶴亀の私の考察では鶴は天を飛び亀は海に潜る。道教の説では天界と地界では人間の一年を60年単位とされるので、それらの事から言われているのではと思われます。鶴は鳥類の中では長命で姿も良い。

浦島伝説では太郎が亀に乗って竜宮城に行き、帰って来て、知り人も無く、玉手箱を開けるとあっという間にお爺さんになり、鶴に乗って飛んで行ったと締められます。人間界の一年が60年単位なので、それを考えたらこの物語も充分あり得る内容です。

ここは素直に鶴は千年、亀は万年と受け止めた方が良さそうです。

5日夕食
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キャベツと浅蜊の煮物・・・キャベツが美味しい!スープも美味しい!我が家定番候補
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白菜はさみ・・・簡単で良いけど
見せ場は鍋に白菜丸毎なんですが、二人分ではしょぼい^^;
このパターンで味を付けてチーズと餅を入れてたら、凄いブーイング。自分は超旨かった・・・・・けど
by higashinuma | 2014-12-13 09:13 | 所感 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma