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つれづれ

着物

27年8月25日 火曜日 曇り 27.5℃ 今にも降り出しそうな空ですが、東京が降りだす予報は15時頃から。昨日も夕方は空が真っ黒な雲に覆われていたが、結局は降らなかった。

久しぶりに自転車で府中の呉服屋まで夏物の洗いの着物2枚持って行った。近い処に此処よりは半額程度の価格で請け負う自社工場をうたう着物洗いの呉服屋があるが、何度か出してみて「安かろう悪かろう」で後味が悪いので止めた。他にクリーニング屋でもやっているが繊維が絡んでゴミが付いた仕上がりになったりするので洋服以外は出さない。
着物の洗いは高いですね。絽の着物で丸洗い6500円(袷でも同じ)。これでシミ抜き等あれば是に更にプラス価格。
呉服屋さんは夏場の着物の売り上げが下がると嘆いていたが、着物そのものが高いし、着るのも洋服の様には行かない。着た後の手入れも面倒で、洗いもこのような事だと益々趣味性が強くなり、着る人も少なくなり悪循環を繰り返しているようにみえる。
古着もなかなか出ないようです。子供も着無いので老いても、売りに出すような事はせず、他人に上げるのだそうです。昔、こう言う事で戴いた人が貰ったは良いがサイズが合わず、そうかと言って着無い訳にも行かず洗い張りに出して仕立直したら買うより高く着いたと零していた。
それに両親に買って貰った思い入れや若い時の思い出があるので手元に置きたいと言う気持ちは良く分かる。
生家の土蔵の長櫃(ながびつ)には江戸時代頃からの着物や祖母の着物が詰められたままだ。和箪笥は母の物と義姉の物。祖母の時代は虫干しをしていたのを見た事があるが、多分何十年とそのままであるそれらは場所取りに過ぎない感じがあるけれど、いざ処分するとなると、家を離れた者としても惜しい気がする。
着る人にも因るだろうが古着を着ていると直ぐ分かるようになってきた。悪い事ではないが、同じ古典柄でもやはり今の物とは少し違う。着物でも流行があるんだなぁと思ってみている。

同じ呉服屋の話で、お客さんが「白生地」を貰ったから、着物に仕立てたいと持って来られたと言う。見るとかなり古くて黄ばみやシミが出ていたそうです。染屋ではこれを綺麗に落して染めに入り、仕立などをしたら、新しい物より高く付いたと言っていた。偶々、私も白生地を戴いた。古そうだが桐箱入りで、黄ばみもシミも無い。何人か聞いて見たが要らないと言う。
若が僕の単衣作ってと言うので、聞いて見たら裄が少し足りないらしい。じゃ、自分のでと言って見積ったら約7万円位だった。単衣は2枚持っているので迷っているが、袷で胴裏八卦を付けたら10万は超えるがこの白生地どうしたものだろう。

タイシルクは世界でも有名で民族衣装や洋服に仕立てられている。以前、有名なバンコクの店で生地を買って、知人に頼み着物に仕立てて貰った。和服用の反物の倍の巾があるので、一反の長さを測ってその長さになるように買って来た。照りが違うけれど、最近は照りのある着物を着ている人も居るので気にならなくなった。価格としてはそんなに安くは無いけれど、気に入った色が簡単に選べるので、色無地ならこういう手もありです。

茶道は凄いなぁと思う。日本の伝統文化を育成していると言っても過言ではない。着物一つとってもこれは凄い貢献です。
茶道を習う留学生も多く、この子達も着物を着たら、そして買ってくれたらと思うが、それには高過ぎる。シルクが高騰しているらしい。年に二度も値上げがあったと聞いた。需要と供給のバランスが崩れたら、産業も廃れて行く。業界は需要を増やす努力はしているのだろうか?

気分転換
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トマト卵炒め・・・トマトの皮が気になり湯剥きトマトで作る
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麻婆茄子風・・・山椒が無かったので「麻」は無いですね。辛味炒めかな?旨辛!
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モヤシと厚揚げの炒め煮
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豚ステーキ
by higashinuma | 2015-08-25 08:48 | 所感 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma