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つれづれ

教える事

28年6月1日 水曜日 曇り 24.8℃ 窓をあけているが少し寒い感じがする

今日から6月。別に何に焦っていると言う訳では無いが、時間だけが過ぎてゆく感じです。
自分のテリトリーの範囲に何者かが入り込むのは、冷血動物でなくとも嫌だと思う。人間だからある程度は我慢しているが、それも限界がある。でも、他人は入りたがる。つまり、その多くはお節介と言う事。

お茶の稽古でも、点前の生徒が次に何をするか迷っていたりすると、客の人、或いは見学の人が教えている時が多いにしてある。研究会では業躰がピシっと注意される。
点前手順を忘れるのは仕方がない。が、所作、道具の扱い等は基本があって、大凡は最初に習った所作が奥伝になっても同じです。
生徒に因って何でも新しい物に手を出したがったり、他人の点前を観てそれをまねたりする。真似る事に異論はなく、寧ろ推奨しますが、その点前はその所作では無いと言う事も多々ある。それが分からないと間違いとなる。
「貴方の点前はそういう事はしないから!」
手順をずっと説明している先生、業躰も居られます。最初のうちはそれでも良いが、毎回それでは生徒が覚えないと私は思う。
色々な性格の生徒がいるのでその生徒に合わせた指導が好ましい。そういう事が分からず、客や見学者が言うのはやはり点前の生徒にとっても良くないです。
夜遅い時間だったら、全部を次はこうしてあぁして言っていれば私は楽なのです。でも、育てたいと思えば我慢するしかない。出来ればイライラせずに。

師匠は70歳で指導をスッパリと止められた。これも凄いなぁと思う。理由は生徒が覚えが悪いと「馬鹿!」と言いたくなったからもその一つと伺った。「馬鹿」と言われても続けて欲しかった。それに指導は常に勉強が要ると言う事も。歳をとると若い時みたいにきめ細かな事は確かに面倒になる。
好きだから出来る事なのだ。師匠はもともとお茶は好きでは無いと言われた。こう書くと誤解されそうですが、如何にもお茶やってますと言う雰囲気の人が居ますね。他人をちょっと見下げたような。

前にお茶を習い始めたばかりの男の人に言われた事がある。「あの人たち(お茶を習ってない)は教養が無い」と言う様な事だった。「お茶を習っているから偉いと思うのはどうかと思うよ」

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花は結局「紫陽花」を魚籠に入れた。
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入子点前をとの事で・・総飾で勘違いした。荒磯棚は棗、茶碗を同時に天板に飾ります。
最初に曲建水に茶碗を入れて持ち出す時に、何処か違和感があったので、教本を持ち出して一緒に見乍ら稽古した。多々違いが見つかり、普段は余り稽古しない点前なので、今日は全員この点前にする事にした。良い刺激になりました。
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この点前やった事あったかしら?・・・むむむノート見れば分かります!平成25年5月に一度稽古しました。留学生以外は炉か風炉で一度の稽古でした。
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こちらは久しぶりの濃茶
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こちらは初めての点前
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平点前に留まっている。
綺麗な所作になりましたが・・・・
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青年部茶会では点前予定の男子が一人お休みで、ずっと点前をしたらしい。
「好きこそものの上手なれ」を行く感じですが、「頭でっかち」にならないように!勉強は大事ですが、知ったかぶりは駄目です。
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全員同じ点前と言うのも稽古にならないかなぁ・・・私は楽だけれど生徒には本当にためになるか?
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飾る前の茶碗を拭くのを忘れました。来週もとご希望。
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棚の点前は初めて・・色々な手が出てきます・・本人はみんなと同じものを稽古したいようですが、未だそのレベルに達していない。一つ一つの所作は綺麗になってきたので、流れを教える事にしよう。
今日の干菓子
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「仙台まころん」と「南国ドライフルーツ」
kiwiは最初から量が少なかった。唯一の一個を取って次客に「これ美味しい」は無いでしょう!
「それ狙っていたのに」「それ食べたかった」・・余計な事は言わない事。そもそも、そういうものを盛らないのが気遣いです。
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「青梅」外郎で梅の餡を包んでいる。
先日食べた有名菓子店の「青梅」より美味しいと思った。

台天目の稽古の人は写真無し。前回、唐物稽古で違いを教えるのに良いと思ったが・・・細部に私が忘れているところがあった。
今日のところは茶室に入る時に襖の開け閉めを行の手をついて行うだけ覚えて下さい。
これらの道具と基本点を再度指導しようと思う。

お休み、客だけの人・・
※棚の上の光っているのはプラスチック板。最近の棚は汚れ防止に付いてきます。地板にもあり、これは便利です。傷も付かない。中棚用もあれば良いのに。

棚を組み立てる前に「濡れ布巾で拭いて」と言った。一緒に組み立て乍ら「どうして濡れ布巾にする?」・・・??・・汚れ防止と水が零れてもシミになり難い。茶碗の高台も濡らさないと真っ黒になりますよ・・・・本当は水屋の板囲いも濡らして使うのですが、是ばかりは私だけが使っている教室では無いので、指導している先生方が気を付けねば・・・青年部の茶会である時、棚を組む前に濡れ布巾で拭きましょうか?と言ったら棚の持ち主に怒られたと言われた。その人の先生はそういう指導をされていないのでしょう。

入子点の曲建水も正式には内側の塗っていないのを使います。教室のが漏るようになって、新しい物を買った時、その先生は中の塗ってある物を買って来られました。茶碗を生徒が割ったので、代替えを買って来ましたと正面の分からない茶碗を持って来られた・・・その人の考えなので仕方ない。余りに違う時は言わねばならないが、その先生の師匠の事もあるし・・・・
by higashinuma | 2016-06-01 09:31 | 茶道 | Comments(0)

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