人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

つれづれ

茶道体験

28年6月29日 水曜日 曇り 26.0℃ 今は無風状態で蒸し暑い 午後2時半頃

昨日は北京から美容師さんの研修で来日された御一行の茶道体験を行った。申し込みは15人でしたが11人が来られました。4泊5日で来られたとの事で観光目的ではないため、東京に来ただけで明日は帰国予定だとか。引率の方が東京の美容学校を卒業しているとの話でした。

なので日本語は一人だけ通じるようで、茶道の説明に若が中国語通訳を頑張ってくれた。
1時集合と言う事で、教室は掃除を終えたばかり、花を入れていた処に突然来られてびっくり。けれど昼ご飯が未だとの事で、近くの定食屋に案内してもらう。この後、着替、お茶濾、茶碗の用意等まぁまぁ準備完了。
茶道体験_b0197486_14322100.jpg

茶道体験_b0197486_14321959.jpg

悦道和尚の染筆で「洗心」中国の古い文書「易経」からの言葉でそのものずばりの心を洗う。なんともお茶向けの言葉と思う。
※高橋悦道 復員後、後藤瑞厳老師参禅大徳寺派明星寺住職。
花は槿、桔梗、白撫子を鵜籠にいれたが・・・様にならないが諦め!
隣のお宅の門前に縞葦があって、あれを真ん中に入れたら合いそうです。そのお宅はこの教室のマンションのオーナーでご自由にどうぞとは言われていますが、かと言って切るにはやはり抵抗がある。
今は野萱草と関東嫁菜が咲いていて、これも喉から手が出る。

さて、体験はまず茶室の畳や襖、障子等建具を紹介する。畳の縁の黒の意味と床の間の高麗縁の違いも説明。建具に障らない事など注意。縁の説明で床の間に腰かけていた人が下に降りたので、分かったのかなと思った。
「洗心」は皆さんは美容師で外見を綺麗にしますが、今日は茶道体験で心を綺麗になって帰って下さいの言葉に拍手されました。
お茶の歴史、中国からどのように伝わったか、日本と中国のお茶の変遷などを当日の朝に、カレンダーの裏に書いて、紙芝居のように見せながら説明した事でした。要所要所で気になる処?スマホで撮っている人が何人かいました。
そして、質問。
「帯の形はどういうことですか?」流石に美容師(う?ちょっと違うか)
「客役のモデルの帯は夏帯の太鼓結びで一般的にこのように締めます。お点前の帯は蝶々結びで浴衣を着る時に締めます。そして男の人のオリジナルは貝ノ口と言う形に結びます」通訳難しい!
「畳は何から出来ていますか?」
「藺草と言う植物から作られます。最近は北京辺りのマンションも畳が敷いてあると聞いてます」
「お茶はみな同じですか?」
「抹茶は特別な栽培で太陽を遮るようにして葉を育て芯だけを摘んでいます」
「幾らしますか?」
「安い物から高いものまでありますが、安い物は苦くて飲めないです。今日は150ℊ5千円位です」
流石に中国人らしい質問です。他にも想定外の質問が・・・。
質問があると言う事は良く聞いて戴いて興味を持って下さったと言う事と受け止めましたが。
正座は勿論駄目な人や腰を下ろすのが駄目な人も居て、お茶碗持って立って飲む人もいました。

今日のお菓子は「水無月」最初、どうかと思ったけれど、ラップに包んだままお出しして、フィルムを持って食べて戴きました。
「これから暑くなってくる季節で昔、高貴な人は氷を食べていましたが、庶民は氷が食べられないのでお菓子で工夫しました。小豆は魔除けです。特別な行事のお菓子なので皆さんに召し上がって戴きました。暑い夏を元気でお過ごしください。」拍手でした。

茶道体験_b0197486_1542930.jpg

点前座・・利休所持笹露棗写し、ガラスの水指は津軽ビードロ。利休好みの丸卓。
茶道体験_b0197486_156888.jpg

普通に平点前・・・客の写真撮れなかった
二列に並んで貰い、お互いに点てた茶を戴く
茶道体験_b0197486_1574990.jpg

茶道体験_b0197486_158774.jpg

茶道体験_b0197486_1582647.jpg

茶道体験_b0197486_1584993.jpg

茶道体験_b0197486_159834.jpg

終わって写真タイム

8月には20数人の体験申し込みがありました。
※社中の写真は明日アップします。
by higashinuma | 2016-06-29 15:11 | 茶道 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma