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つれづれ

茶会道具

28年10月2日 日曜日 晴れ 26.6℃ すっきりした青空ではないが晴れた。富士山は見えない

今日は支部の茶会があり、私も10年前に席を持たせて戴いた。今回は知人が二人、席を持つらしいが、最近まで知らなかった。知っていれば当然伺うのに。前に席を持たれる先生がどなたかを事前に分かるようにと申し入れて、当初はそのような動きがあったが、いつの間にか元の木阿弥。場所も同じで、役員もずっと代らず、何の代り映えも無い支部の茶会。ここで年に3回も茶会をしても、行く気になれない。せめて、席持ちの先生の名前が分かればと思う。今日は前の家の理事会総会があり、来年度つまり明日から輪番の役員になるため出席しなければならない。けれど、今日の席持ちの先生が事前に分かって居たなら理事会は欠席したと思う。

淡交会と言う組織の中で何年も同じ人が役員をしていると組織がマヒしているように見える。新しい事、工夫がされない。特にお茶関係では先輩後輩では無いけれど、何か新しい事をしようとすると釘を刺されるむきがある。
これを書いたら支障が出るかも知れないが、自分の身内や社中で固めて、部外者がみるとおかしいと思うけれど、面倒は起こしたくないので、誰もが傍観している。そして、自分が一番で対抗する相手には徹底的に悪態をついたりする。「私が悪口言うと思う?」あぁどうにもこうにも( ´艸`)
神様じゃないからと思うようにしている。それに、お祀りしていれば祟りは無い。

研究会の道具一つでも、例えば4月に蝶の香合を使おうとすると、あれは仏事に使うものだからと言われる。業躰に伺ったら趣向でいつでも使っても良いと言われた。これは実際にあったたとえ話ですが一向にその範疇を出ない。それに、茶会をしても会員以外の人にはなんの関係も無いので、茶道人口が広がらないようです。市民祭りで呈茶などもあるが、呈茶している側は案外、私はお茶やってるのよ!的なところがある。独特の雰囲気。私は好かない。


教室の8周年記念で各講師が輪番で席をもち、私は炉開きの茶会をする事にした。あと、一か月余。そろそろ道具を合わせなければならない。
先月、秋泉棚を出そうとしたが、押し入れの一番奥にあり、その前には切合風炉釜があったりで、動かせなかった。今日は午前中に理事会。午後はある程度の道具を出した。数茶碗を使わないと決めて茶碗を出すのも十五個にもなると、使う道具の一覧も無いので、手あたり次第と言う事になり結構面倒。でも、面倒なんて言うくらいなら茶会なんかしなければ良いのに。

8周年で茶会をやると疑問を持っている人もいた。普通は5周年とかやるんじゃないの?と言われたりしたが、宗家でマンションの一室を茶道教室に造って下さり全国で初めての試みらしいが、最初の3年は生徒も居ないし、維持費は持ち出しだった。とても5周年で茶会をするなんて出来る相談では無かった。

私のテーマは「厳かで華やかな茶会」勿論、茶人の正月と言われる炉開きを意識してのテーマ。そして秋泉棚を使うと決めた。棚自体が雅です。大宮御所に貞明皇后(大正天皇后)のために建てられた茶室「秋泉亭」の用具として、淡々斎が紹鴎水指棚をもとに、昭和六年の秋に好んだとの事。
是を中心に道具を展開してみました。客が全員、殿上人と考えて。

そして、炉開きではお馴染みのお菓子「亥の子餅」これを包んで臣下に配られたという包み、御玄猪包みを折ってみた。なかなか難しい。それも江戸時代に書かれた「包結図説」なのである程度の読みは出来るが、例えば、今は売っていない引合紙はどの程度の大きさか等から始まる。檀紙のシボの無い紙で江戸時代は相当高価な紙だったらしい。これを二枚合わせて折る。
他の本では宮中のこの話はいつごろから始まったかは分からないと書いてある。
※詳細は別に書きます。

何故、亥の子餅なのか等々御玄猪の方は無病息災、子孫繁栄。炉を開けて火伏の神様、愛宕山の使いが猪だったとか、平安京鎮護で愛宕社を創建した和気清麻呂が猪に助けられたからとか言う。
江戸の半ば以前は茶壺に詰められたものを愛宕山に預けて、半年後にお茶壺道中で江戸に下ったとされる。子孫繁栄、火伏、お茶が一つ所で重なる。やはり、炉開きは亥の子餅がふさわしいのだろう。

どのようにして客をもてなすか。道具で楽しませ、其処には美味しいお菓子とお茶がある。
当面は頭を悩ますだろう。でも、それも楽しいのだ。

我が家飯から
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久しぶりにハンバーグを作った。我が家は玉葱は生で混ぜる。結構大きいですが是で一人分。ソースも手作り
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焼き椎茸

※足の不調を書いて心配してくださった方々ありがとうございます。生活に支障は有りませんので。
by higashinuma | 2016-10-02 09:08 | 茶道 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

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