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つれづれ

大炉

29年2月22日 水曜日 晴れ 20.0℃ 朝見えていた富士山は雲隠れ

2月に大炉を開けて昨日で稽古3回目。毎回、お休みが多く、昨日の稽古が初めての生徒が3人もいる。
来週稽古して大炉は閉める予定なので、来週仕事でお休みの人は年に一回の大炉の稽古となります。先週、濃茶の稽古の人は昨日は薄茶の稽古。薄茶2度目の人は筒茶碗で絞り茶巾の扱いを稽古した。
ずっと繰り返し稽古する事の、つまり継続は力なりと言いますが、それを感じていた。大炉初めて稽古の生徒はお休みですが、他の人は2年以上は稽古しています。案外、体で覚えているので、思ったよりも所作はスムーズに出来ました。
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利休は達磨の図が嫌いだったと聞きますが、何となく落ち着く。達磨の向きは障子側を向くようにとの事でしたが、右を向く達磨の図は本勝手床に合っています。でも、体は右向きですが、目は何処でも見ているように画かれています。この賛は達磨大師が慧可に送ったものとされます。
慧可は中国,南北朝~隋の禅宗の第2祖。達磨に師事するとき左腕を切って求道の志をみせたとされます。
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猫柳と紅乙女椿を備前耳付花入に
一週間前に切った猫柳ですが、家の暖房の中でもなかなか蕾がほどけない。
来週も使いたいが、同じものでもなぁと迷う。因みに椿は冷蔵庫で保管しています。
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続き薄茶の稽古・・大炉の逆勝手でも出来ない事はないのですが、本番では大炉では無いとの事で。
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主菓子は「雪餅」
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干菓子は「銀杏紋のクッキーと越の雪」
「越の雪」は田舎に帰った時など、新潟で新幹線に乗り換えついでに買って来ては居ました。口に入れるとほろほろと雪が解けるように溶けます。
菓子を盛っていた生徒が同封のしおりを見て「日本三銘菓の一つなんだ。あと二種類は何だろう?」へぇ~そんなのがあるんだと全く気が付いてなかった。「例えば、若草とか霜柱かなぁ」
調べて見たら
長岡大和屋「越の雪」
金沢森八「長生殿」
松江風流堂「山川」
時に福岡松屋「鶏卵素麺」を入れたり、この四種を三銘菓と言うとありました。
最初の三種類は落雁です。一体誰が決めたんだろう?
このどれも、三銘菓とは程遠いようなイメージも有り、又、別の機会に取り上げますが私なりの三銘菓もあります。
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筒茶碗の稽古・・もともとは筒茶碗の扱いと絞り茶巾の扱いは別々になっていますが、今は一緒に稽古するようになりました。葉蓋と洗い茶巾も趣向として一緒に取り上げる事が多い。
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濃茶
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久々に稽古に見えました
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茶入と茶筅の置く場所が最後まで逆でした。本人は迷っていたんです。良く見なくて済みませんでした。
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10年ぶりの稽古だそうで、早々に逆勝手。でも、綺麗な点前を拝見しました。
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慣れてきたのに大炉は来年ですね
by higashinuma | 2017-02-22 10:31 | 茶道 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma