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7月土曜日最後の稽古

今日は浴衣を着て稽古し、そのまま飲み会の約束。
二人分の着替えと若干の道具、お菓子とお茶でちょっとした引越し状態(結構大げさ)
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都合、三本の槿を用意したが、電車が混んでいて、祇園守種の一本は花びらが毟り取られた状態。
槿は韓国の国花ですが、この色の花を見ていると妙に頷ける。けれど、本当の国花の色は知らないが。

お菓子はガラスの器に「朝顔」の練り切りを用意したが写真を撮り忘れた。
12時半頃から畳み拭いたり、準備して、約一時間後に生徒を待ったが3人お休みで、3時近くまで時間が空いたので、家の者は薄茶を二回稽古して、揃ったところで濃茶を稽古した。

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向井君は秀忠役つくりに点前特訓中なのです(?)
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お菓子は沖縄土産の「ごま菓子」ネーミングが笑ってしまうけれど美味しい。
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前回とは趣の違った浴衣で来られた。
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いつも落ち着いて点前をされる。
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火曜日の生徒と駅で待ち合わせし、私以外は全員浴衣でした。
まとまって歩くと何かのコマーシャルモデル達みたいです。

私は稽古の時は着物でしたが、背中が滝でしたので、着替えました。
大荷物を持って「モデルさん達の付き人状態」

このメンバーでの飲み会は始めてでしたが、袷の季節にまたやろうと一致した事でした。

変わり帯結びがナイス!勿論、ヘアスタイルも・・・残念ながら手ぶれ
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by higashinuma | 2011-07-31 09:29 | 茶道 | Comments(0)

歴史

先日来、吉野太夫の話をしていて、光悦と光琳の話が多少混同してしまった。
それでちょっと調べてみたら、凄い接点があった。

なんと光悦の姉は光琳の曾祖母なのです。そして、夫である曽祖父は呉服商雁金屋を営み、祖父の代には今、大河ドラマで観る「江」の人々、江をはじめとし、ねね、淀、家康、秀忠等々を得意先として、きらびやかな衣装を納めていました。
ドラマでの衣装は上野鈴の屋(衣装小泉清子)ですが(笑)

光琳は父の代になり江の娘が東福門院の間も続いていたようですが、亡くなると次第に家が没落していったようですが、父の死後、莫大な遺産を継ぎ、放蕩で没落したとも言われます。光琳は絵を生業にしようと志したようです。

光悦も鷹が嶺に家康より九万坪の広大な土地を与えられ芸術村を築き上げました。
時代的には少しズレがありますが、今に名を残す大家がこのような姻戚関係にあった事に驚きを覚えます。

光悦は書の大家でもあるが、楽茶碗で国宝の「不二山」、「船橋蒔絵硯箱」等、又、俵屋宗達との“合作”(宗達の絵に光悦が和歌を書く)『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』の重文や数々の美術品を残している。
また、楽家五代宗入は光悦の孫が婿養子となった人。

光悦の育てた俵屋宗達に影響された光琳は国宝『燕子花(かきつばた)図屏風』や『紅白梅図屏風』を残す。又、弟、乾山は陶芸で名を残し、光悦との合作も多く残ります。

ここで又一つ貴重な出会いがあります。
国宝の「色絵藤花図茶壺」や「色絵雉香炉」を造った野々村仁清と乾山です。乾山は仁清に陶芸を習ったとされますが、作風は全く違います。

「一流は一流を育てる」と言うような言葉があったかどうか分からないが、こうしてみるとその言葉が生きてくるような気がする。
例えば、飲食店でも美味しいと評判の板さんでもシェフでも、辿ってみると一流と名の付くところで修業している場合が多い。

華やかな歴史ロマンは尽きることが無い。

光悦、光琳、宗達、乾山、仁清の作品はMOA美術館(熱海)で多く所蔵されています。一堂に会することは難しいが、常設展示もあり、忠実に写した金の茶室があります。光悦村も再現されています。
美術に興味が無くとも、ここの建物と熱海湾を見おろす立地が素晴らしく飽きる事が無い。

by higashinuma | 2011-07-27 17:16 | 所感 | Comments(0)

火曜日稽古7月の最終

今日は3人お休み。
甥のメールに「生徒は勝手に休んでも先生は休めない」と書いたら大うけしたらしい。
甥の奥さんはピアノの先生。甥は尺八を習って久しい。「そうだなぁ、心当たりがある」と反省していた様子。

それで、時間があるので、この夏の直木賞受賞作「下町ロケット」を読み始める。
長編ですが、半分くらい読めた。
本の帯にwowow連続ドラマ「下町ロケット」8月21日スタートとある。
大田区の下町工場で開発されたロケットエンジンを巡るドラマで、私も種子島宇宙開発センターに関係ある仕事のアルバイトをした経験からか結構面白い。

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今日は少し変わった趣向にした。
軸は永平寺丹羽簾芳老師の「竹日夜起清風」
花入はフィリピンで買った民芸品。花は「デルフィニウム(飛燕草)と折鶴蘭」
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だいぶ昔に買った花入だが、今日が初使い。
デルフィニウムは相当種類が多いようだ。最初見た時、蘭(デンファーレ)と思ったが全く違う物だった。
この種の他の種類と比べて、すっきりしていて花色も東南アジア風に使えると思った。

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棚は無限斎(淡々斎)の弟、井口海仙好みの「八景棚」
あまり好きでは無かったが、色々のパターン(八種類)で使えるので稽古には重宝する。

水指は津軽ビードロのワインクーラーで、デパートの食器売場で一目ぼれの見立て使い。
丁度の塗蓋もあるなんて思いも因らず。
近年、貝の摘みの蓋が付いた同じような商品を見つけるが、これは茶道具売場。

棗は鵬雲斎好み「三光棗」
茶碗はハワイ支部周年記念に戴いた虹の茶碗。ハワイで焼かれたものと聞いた。

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菓子入はタイの田舎で求めた卵入れ。今回は「かもめの卵」を入れた。
意外と精巧な作りで、大中小の3個組で写真のものは大。人数に因って卵の数に合わせた使い方だろうか?

蓋置に「蟹」を使用したけれど、椰子の絵があるハワイで買った物を使えば良かったと悔やまれるが、全体に夏のリゾートイメージでまとめた・・・・つもり。

こんな遊びがあっても良いと思う。

ちょっと知ったかぶり
バンコク市内にベンジャロン焼抹茶茶碗を造る「伊勢久」と言う工房がある。蘭をはじめ熱帯の花を色絵で描いてあり、綺麗で豪華ですが、その時は四季が無いと思い買わなかったけれど、こういう取り合わせでは使えると思った。
裏千家バンコク支部もあり、タイ皇室の次女シリントン王女が茶道に造詣が深く、裏千家と親交がある。
サンカローク(スンコロク)はタイ旧都のスコータイで焼かれていた陶器で、特にマンゴスチン型の物は柿香合として江戸初期に伝わり、茶道具としての価値が高い。

by higashinuma | 2011-07-27 09:30 | 茶道 | Comments(0)

浴衣で稽古

23日土曜教室は浴衣で来られた方、浴衣に着替えた方で浴衣での稽古となった。

今日の床はすっきり
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大徳寺三玄院住職にお願いした「滝」一字
短冊掛けは流水紋で知人がご自身の着物で作られた。

花は「百日紅」と「七変化」
今は色々な種類の槿が咲いているが、どうしても荷物が多いと花が痛みやすいので無難な花にした。
百日紅は、白、ピンク、薄い紫等々花色が多いけれど、真っ赤なものが欲しかった。一時間ほど探してようやく色の濃いものを見つけたが、これだけ見ているとピンクかなと思う。
調布の品川道(筏道)は百日紅が沿道を飾る。来月中頃が見頃かと思われるが、狛江の花水木(4月末)と並び目を楽しませてくれる。

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先週、火曜日教室で吉野間道裂の話から吉野太夫や光悦の話をしたが、意外と知られていないのでびっくりした事もあり、円能斎のお好み吉野棚を用意した。
塗棚なので、染付水指が良いかと思ったけれど、火曜日教室に置きっぱなし。金襴手を使う。吉野太夫と言う格からは合うかも知れない。
吉野太夫の好んだ丸窓を取り入れた茶室遺芳庵です。
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この茶室は吉野太夫を身請けした灰屋紹益が太夫を忍び建てたとされます。高台寺にある。
そういえば、上海万博の裏千家呈茶席の茶室も丸窓でした。
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長女真紀子さんの点前で家元も嬉しそうに説明されています。
通訳(左に立つ着物の女性)は裏千家北京出張所の中国人の方で、裏千家学園を卒業後赴任し、指導されている。勿論、自前の着物で着付けも。

この丸窓を取り入れた棚で、炉の季節は葦を障子に取替えます。
棚は丸抜きですが、吉野窓は底辺が平面です。
人間が出来ていないと言う意味らしい。吉野太夫の人となりが忍ばれる。

吉野太夫や光悦はどういう方かは各々で調べて戴きたいと思う。
宮本武蔵も同時代で昔、海老蔵主演大河ドラマ「武蔵」では吉野太夫を小泉今日子が演じていました。
特に光悦は、西の光悦会、東の大師会と言われる秘蔵道具を使った茶会が開かれ、茶道にも所縁の深い。
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この古帛紗は吉野間道。灰屋紹益が吉野太夫に贈った布の写しです。見た目に華やかさ(太夫の衣装を想像して)はありませんが、織が素晴らしいです。写し物で多彩なバージョンがあるようです。

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火曜日の生徒ですが、土曜日に振替。濃茶を特訓中です。
と言うか、土曜生徒の濃茶点前希望が無かった。
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火曜日生徒がもう一人振替で濃茶を稽古した時の濃茶客です。
普段は洋服で稽古なので、つい懐紙を横に置いてしまった。
お菓子は本物そっくりの桃。カンボジア旅行で求めた篭に載せて。
美味しいけれど、戴き難い。
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洗い茶巾の点前。
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お稽古は薄茶だけで良いと言われるが、もう充分立派に出来るのですから、次のステップに進んで欲しい。

呉服屋さんも見えていつに無く賑やかで華やかな教室になりました。
来週は浴衣で稽古後、そのまま飲み会に行く予定だとか。
一層華やかになる事でしょう。かしましいになって欲しくないが・・・。

by higashinuma | 2011-07-24 10:38 | 茶道 | Comments(0)

其々のスタイル 2

昔、京都のお寺では拝観に「ジーンズお断り」であった。今は見かけないが私の見落としだろうか?
理由としては「畳が擦り切れる」だったような気がする。
果たしてそうであろうか?

先日来、火曜日稽古の昼は暇な時間が長くなり、本を読んだりしている。
その中の一冊に坐忘斎お家元著書の「自分を生きてみる」がある。
「お茶の心とは」の項目に2007年にご考案発表した「座礼」と言う正座椅子の記述がある。
この「座礼」はお家元も書かれていますように評判が今ひとつであった。
高齢で足が悪くなり、座ってお点前の出来ない方の多いのをご覧になり考えられたとある。
併せて、点茶盤(立礼棚)の経緯も書かれておられる。
今では各流派で取り入れている立礼の作法も、長い伝統の中で、椅子に掛けて点前をする事に相当の批判があったようだ。

私はこれらを思うときに、ジーンズでお茶をしたって良いのではないかと思うのである。
気楽に楽しめればと思うし、若い方も入り易いだろうと思うのです。
ここから入門して稽古を続ける中で、普段のお茶から次第に格式のあるお茶を学びとれば良いと思う。
それは「草」から「真」に向かう事であり、台子に向かってジーンズでお茶を点てる事は無いだろうと思う。
その頃には着物も揃うであろうし、茶道と言う構えも身についている筈だ。
ここではジーンズを取り上げたが、要はカジュアルと言う事だ。
それには、先ず先生の意識を替える必要がある。

毎週稽古の着物を取替えて居られる先生を見ていると、大変だなぁと思うけれど、意外と見栄では無いかと思ったりもする。楽しみならそれはそれで良いのだけれど、少しお茶から外れてはいないだろうか。

家元の本にもありましたが、お茶会をするにはそれなりの道具が無いと出来ないような風潮があり、客もそれをのみ評価していると思われるふしがある。

見栄をはってはきりが無い。着物もそうですが、茶会の道具にも言える。
この頃は高価な茶入れや茶碗を道具屋に借りて、それを使わず、飾ってある事がある。
それはそれで鑑賞する楽しみもあるけれど、茶会と言うからには、先ず、その場の雰囲気を良くして欲しいものだ。もう二度と行きたくないと思う方が多くは無いでしょうか。

お茶会の光景として、男子だからと無理やり正客に座らされ、次客以下の知人とかに挨拶(会話)している亭主が居る。それって道具以前の問題だと私は思うのです。

好日会(宗家東京道場での月釜)での事、先のように無理に正客の席に男の方を座らせ、濃茶が運ばれてきたその時、客として突然入られたご老人(男)と正客を代わって戴くよう亭主が言われた。
このような光景を見るのは初めてでした。亭主の配慮の無さに呆れもするが、そうして正客になられたご老人も宗家の何とか役をしておられるらしいが、器量が疑われる。
どうしてもこの席に入りたいなら、末席にでも座り「どうぞそのままで」と言うであろうし、次の席を待つ事は出来ないものだろうか。
好日会で席を持つという事はそれなりの道具が使われる。道具以前の話とはそういう事です。

よく、急いでいる場合など、どうしても席主(亭主)に挨拶をしたい場合は水屋で挨拶をさせて戴くが、熟達した席主はこのような場合用に水屋に囲いを作ってあり、一服差し上げる手段をつけてあったりする。
しかし、茶会と言う事は前もって日を決めてあるので、待つのが心得と言うもので、忙しい水屋に伺う事もないように余裕を持って参加したいと思う。

ある時、寄付きの係になり、本席に入る前に正客を決めると言う係を仰せつかった。
丁度、その席に大手茶道具商の社長が来られていたので、寄付きで待っている方でどなたを正客に相応しいか教えて戴いた。それで、選んで戴き、その方にお願いしたら、快く受けて下さった。
本席にいざ入ったら、それが当然だといわんばかりに道具商が正客に着いていた。
席での話は慣れて居られるし、話は豊富なので、結果として連客は喜んで戴いたと思うのですが、果たしてどうであろう?私の考えは道具商なら道具商に徹して、客を立てるのが良いのではと思うのですが。それがために敢えて私はその方に教えて戴いたのです。

今は原発問題から節電となり、衣服もクールビズ等と言いますが、湿度の高い日本の夏は、この環境に合わせた衣服を着れば良いと常に思っていた。背広を着て扇子で扇いでいる姿は何処か違和感がある。
和服にしても、薄物を着て風の通りを良くし、見た目も涼しくしているのに、背広ではせいぜい夏用の薄手のものしか無い。温暖化でますます日本の夏の暑さが謳われているのに、明治政府が取り入れた西欧文化の衣服をそのまま引きずるのは如何なものかと思う。
非難はしないけれど、日本人はこういうこだわりがあるのが変だと思う。勿論、私も日本人でありながら。

お茶でも同じような事が言える。自分勝手は控えるべきだが、もっと自由に楽しめないものだろうか。

by higashinuma | 2011-07-21 10:54 | 所感 | Comments(2)

稽古日

連休明けの火曜日稽古は、なでしこジャパンの優勝と台風のニュースから始まった。
朝の突然の雨は窓の外が真っ白で、今日は休むかなぁと気弱になっていたが、通学の中学生を見て、頑張る気になった。夜遅いし、電車の心配もあったけれど、去年の台風当日も何事も無かったし、震災翌日も稽古している。

で、昼の方はお休み。夜の方二人お休み。
お三方共体調が悪いと言う。台風の低気圧の影響か?
私も低気圧には弱いけれど、今日は全くもって元気です。
朝は居候が学校に行くのと同じ時間に出た。教室に着いて全部準備して、買物や食事に出て、お休みの連絡が入ったので、締切りの原稿を書き投函しに郵便局へ行って、ついでに3件も溜まった振込みを済ませた。
教室で携帯のテレビを観るのも飽きて、夕飯を買いに出たついで、本を買い、喫茶店でのんびり。
かなり、暇をもてあます。
7時半に稽古に来られ、一人は8時過ぎに来られる。結局帰りの時間は変わらず。
心配した帰りの電車は台風の影響もなく、無事に今日も終えた事でした。

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花は「ヘメロカリス(野萱草の栽培種)」と「牡丹臭木」
萱草は忘れ草(忘憂草)と言われますが、「余りに美しいので憂さを忘れる」から、前に書いた中国では金心菜と言って食べると言う話から、「余りに美味しくて憂さを忘れる」のが本当では無いかと言う話をネットで見つけた。確かにこの花の料理は美味しい!
私は料理教室で中華料理の時に食べ、そして福建省武夷山に行った時も食べた。
武夷山は山の間を流れる川を筏に乗り観光するが、遥か高い岸壁に、この花が咲いているのを見たときには美しいので憂さを忘れ、夕飯の料理で美味しくて憂さを忘れたものでした。
「牡丹臭木」は花が舞妓の簪か薬玉(くす玉)のようで美しいが、水揚げが悪く、葉がすぐしおれてくる。また、伐ると臭気がある。
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咲き出した花の写真をネットで戴いた。この牡丹色のつぶつぶが全部開くと上の写真のようになる。

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土用餅をお菓子とした。じつは是は金沢名物の「あんころ」。伊勢名物「赤福」のミニチュア版といったところ。
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干菓子は鼓月の京都御所店限定販売の和三盆。
日持ちがするので、やや季節外れの気がしますが、これはこういうお菓子と思えば良いのだろう。
和三盆とは、唐三盆の中国より輸入の高級砂糖に対して日本で作られたからと言う事らしい。三盆は製造過程からの名前のようだ。
これを戴くと何故かほのかな幸せを感じる。

土用餅は主に京都や金沢の地で土用の鰻と同じように食べられ、小豆餡の餅を土用の入りに戴き、暑気中(あた)りを避けたとある。
明日は鰻の厄日。

by higashinuma | 2011-07-20 10:48 | 茶道 | Comments(0)

お菓子

茶道教室には色々な趣味の生徒が居る。
其々の趣味の話を聞くのも楽しみのひとつである。

その中にお菓子作りが趣味の生徒が居て、洋菓子、和菓子時々作って下さる。
お礼に「薔薇ジャム」を差し上げたら、それを使ってマドレーヌを作って来られた。
我家の居候が11日誕生日で翌日が稽古日なので、綺麗にラッピングしてあった。

「薔薇ジャム」は美味しくて香りも良いけれど、花びらが舌に残り、例えばイチゴジャムの果肉が舌に当たるのとは食感がまるで違い、ヨーグルトに混ぜて一瓶は消化したけれど、お土産の一瓶が未だ残っていた。

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写真撮ろうと思った時には中を開けていたので、中の包みも綺麗だったが残念。
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明るい処でみたら、ちゃんと薔薇の花に。
皿は「四季の味」編集部から戴いたもの。
味は「是非お菓子屋さんやってみたら」でした。

こんな風に作ってくれるなんて思いも因らなかったので、感激だった。
ここで改めて御礼を言おう。

薔薇ジャムは日本ではあまり馴染みが無いのか、大手輸入食品販売のある店に行ったが、今は仕入れていないと言う。
神代植物園の薔薇展の時はブルガリア産?の薔薇ジャムや香水等々販売している。

利休百首に
「上手にはすきと器用と功つむと此三つ揃ふ人そ能(よく)しる」
を思い出し、まさにその通りと思った。

by higashinuma | 2011-07-20 10:01 | 所感 | Comments(0)

其々のスタイル

お茶を始めてかれこれ四十年。
「良く飽きもせず」の言葉をこのような時に使うのだろうか。

さて、今は二教室とも、教室に着いたら先ず、畳を拭く処から始めている。
それで、教室に行くまではジーンズで、畳を拭き終えたらチノパンツに履き替えている。
初心者教室は家元の委嘱なので、着物に着替えていた。

ジーンズもチノパンも変わらないような気がするが、自分の意識下には指導時にジーンズはやはり気がひける。ある日は履き替えが時間的に間に合わず、生徒を待たせる事になるより、ジーンズで失礼すると断ってそのまま稽古した。

ちょっと引っかかるのは、家元のコマーシャルではカジュアルでと言いながら、何故講師は着物で構えているのだろうと言う事。分かるような分からないような・・・・。
先生だからと言うのが大方の意見であろう。

確かに昔は小学校の先生も背広を来て教壇に立っていた。今はジャージの先生も居る。
昔は先生は怖かった。
けれど今は先生は友達感覚でお兄さんから授業を教わっている感じがする。

私は生徒より少し前を歩いている先生、と言う感じが良いと思っている。
あの位なら自分でも出来ると思って戴くのが理想と考えている。

こちらが構えていたらどうであろう。
近寄りがたいまでとは言わずとも、生徒は緊張するのではなかろうか。
茶道だからそれぐらいが当たり前なのかも知れないけれど。
ある方が、生徒がちっとも覚えようとしないし、おしゃべりばかりしていると。
う~ん・・・・
目的は其々違って稽古に来られているけれど、大方は癒しを求めている部分が無いだろうか?
勝手なもので、それを求めていながら、貪欲により高いところを望むのが人間の心理。
時々、迷いもあるけれど、師匠のように厳しくはなれない。

師匠は「先生だからと言って神様では無い」とも言われた。
世間はどうであろう?
一般的に茶道の師匠(先生)とは何でも知っていて、何でも出来て、素敵な(素晴らしい)人と見ていないだろうか?「先生だからと言って神様では無い」この言葉が全てを物語っていると思う。
師匠は何をとっても素晴らしい方だったと思う。
それは絶対に否定できないが、私が見ているところは、あれでは師匠自身が疲れてしまうのではと言う事。
「先生と言うからにはみんなより常に前を勉強しなくてはならない。それが疲れたから辞めます」と七十歳でスパッと辞められた。それは潔かった。このような事も尊敬している。
最近お会いして、いつ頃から辞められる決心をされたかお聞きした。
「お茶はもともと好きじゃ無かった」が答であった。
それも分かるような気がする。

人間が何人か集まると直ぐ会を作り〇〇会会長とかやりたがる。
お茶の集団はとてつもなく大きい。組織のトップはまるで天井人気取り。
みんながみんなそうとは言えないがそれを取り巻く人々も凄い。
恩恵に預かろうと必死であるし、それを外れると、あぁ耳を塞ぎたい!

家元とお話する機会があれば分かるが、人間の大きさ包容力を感ずる。
宗家門前で、門番の叔父さんと思って話していて、明日いらっしゃいと言われ、伺ったら、「昨日家元が話しておられた方ですね」と言われ、そこで初めて家元であった事に気が付いた。今の大宗匠である。
こういう風になりたいなぁと思わざるを得ない。
現家元の話は上海万博での事で、前に書かせて戴いたと思う。

私がこれだけ続いたのも、俗世間には無い茶室と言う空間で香を聞き、花を愛でて癒されるところが大きかったのでは無いだろうか。
仕事で嫌な事があっても、不思議と落ち着いて稽古から帰る事が出来たし、次の日に引きずらなかった。

留学生が学校の先生よりも話が出来るし、ここに来ると落ち着くと言ってくれた。
アルバイト面接も火曜日はお茶の稽古だから休みにして欲しいと言ったと言う。
震災、原発事故にも休まずに稽古に来てくれた事はとても嬉しかった。
これこそが私の理想だとも思った。


by higashinuma | 2011-07-16 15:21 | 茶道 | Comments(0)

火曜日の稽古

7月12日火曜日
昼稽古の留学生は先週帰国したので、今日は年配の方一人。
時間になって電話があり、ご主人が具合悪いとの事でお休みすると言う。
もう少し早く連絡してくれたなら・・・・熱心な生徒だからきっとぎりぎりまで様子を見ていたんだろう。

あぁ~夜まで閑だ~!
暑くなければ映画でも見に行くのに、このカンカン照りでは外に出る勇気が無い。
この暑さの中、稽古に来て頂く生徒には感謝しなければ。
来週締切りの原稿整理や昼寝etc.余裕!昼寝の方が長いのは言うまでも無い。

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槿を持って電車に乗るのは至難の技。薄い花びらは何かに当たると直ぐ駄目になる。
今日は底紅の槿。韓国の国花。ネットでは一花が二、三日開花を繰り返すと書いてあったが、一日花と思う。以前にも書いたけれど、萎むのも、開花の蕾も見分けがつかないような感じなので、良く騙される。
とりあえず、曾呂利花入に入れて見る。
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有馬篭花入に「矢筈薄(糸薄)」を添えて。
最初の写真は今朝、開花したので、花が反ったように咲いている。
夕方になって反り返りが、萎む方向になった。この程度の開き具合が好きですが。
同じような品種で宗旦槿があるが、それはこのような具合に咲く。
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最初のは「風車」状ですが、違いが分かるだろうか。
こうして写真が撮れるのも余裕。
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槿はまもなく萎むため、夜稽古の方に花を入替えて戴いた。
「藪萱草」と「水引草」葉が欲しいところですが、すっきりして良いと言う。
早くも水引草が色を付けている。が、これを採るのは薮蚊に注意だ。


今日の稽古は葉蓋と洗い茶巾、それに濃茶。
四滴も出してみた。
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四滴の種類の名前が覚えられない。
とりあえず、手が付いているのは「水」関係で3個。残りは「油滴」
弦が付いているので「弦付き」あとは「手瓶」と「水滴」で水滴は口が付いている。
写真で左より「水滴」「手瓶」「弦付「油滴」

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洗い茶巾で置き合せてみる。
撮影の時は水指に水は入って無いが、丁度良い具合に水を張る高さに影が映っている。

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干菓子はたちばなの「割氷」(名前は違ったかも知れない)
前に、蚕豆の和菓子入り篭を戴いて、その篭にケース毎入れてみたらぴったり入った。
まるで、このためのもののようだ。
ただ、盆に盛るより、ちょっとは見目が涼しいかなと思うのは自己満足かな?
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主菓子は到来物の虎屋の羊羹「新緑」
この時期「新緑」も無いだろうと「お菓子のご銘は」「夏木立でございます」とした。
甘さ、口に残る感じは流石に虎屋。

先週も今週も濃茶は練り具合が良く美味しく頂戴しました。
「お茶銘は」「鵬雲斎大宗匠お好みの青栄の昔でございます」
「お詰は」「青松園でございます」

by higashinuma | 2011-07-13 08:36 | 茶道 | Comments(0)

槿

土曜日は梅雨明けだったらしい。
強烈な暑さ!
教室には12時半頃に行くので、太陽が殆ど真上で日陰が無い。
椰子の葉の帽子は畳めないので、帰りが邪魔になる。

駅からバスで一停留所。歩いても10分少々。
でも、歩く気が起きない。駅の日陰でバスを待って(歩いて到着する前にバスが来る時間)バスで行った。

相変わらず、畳を拭きながら汗がタラタラ。
で、着替える。玄関からは陰になる水屋で着替えたが、丁度、生徒が来られて「あっ済みません」。
次回から着替え場所に注意しよう。

今日は土曜教室の「葉蓋」と「洗い茶巾」の稽古。
葉は前回、冷蔵庫で失敗したので、赤芽柏の葉を前日用意して、軸だけ水に浸して置いた。
これは正解。綺麗なままに持って行く事が出来た。

花は昨日、蕾の枝を切った「白槿」と今朝咲いた「曙槿」
花びらの薄い花は持って行くのに苦労する。風に当たっても、物に当たっても痛む。
教室に着いた頃は元気が無くなっていた。
軸は夏向きのものを全部川崎教室に置いてあるので、仕方なく前回と同じ。
しょぼい床となって申し訳無い。

写真を撮るのを忘れて、今日のものは何も無い。
五人は葉蓋と洗い茶巾の稽古。目先が変わると点前もしどろもどろになる。
これは、ある程度慣れるしかない。道具が変わっても、客が変わっても、慣れないうちはそうなる。
葉蓋なんかはさっと終ってしまう葉の扱いなのだが、目の前にあると緊張する。

ガラスの水指とガラスの茶碗を持って行った。
どちらか一点をガラスにするのが良いと思うのだけれど、家のものは、ガラスの茶碗に執心しているし、家で稽古用の平茶碗が探し出せなかった。

今日から前回紹介した新人の方が入門される。

今日の稽古最終は6時半過ぎ。槿は一日花で、この時間は萎み加減。
夜遅い稽古の川崎教室では使えない。
朝出かける時は露草も使いたいと思うし、夜帰る頃に綺麗に咲いている月見草も使いたいと思う。

この時期、花があるようでも、使いたい花が決まらない。

by higashinuma | 2011-07-11 15:58 | 茶道 | Comments(0)