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桂林

私の街の駅前広場には金木犀と銀木犀がある。
九月三十日、今日は良い匂いを放ち始めていた。
そして私は桂林を思い出す。

桂林に旅行したのは約三十年前。
初めての中国旅行ツアーであった。
北京、上海、蘇州、桂林、広州、香港の周遊で、香港は未だイギリス領で国際列車で香港に入るとの事でワクワクしていた。この頃の中国は冷たい飲み物は無く、ビールもしかりで、広州から香港に入り、青島ビールからハイネケンの冷たいビールに歓声が上がった事でした。
北京の第一繁華街、王府井も今では東京の銀座をしのぐ勢いですが、当時は裸電球が多い位の街でした。それに、政府管掌が多く、写真を撮ってはだめ、立ち入り禁止等々多く、これが中国かの印象が強かったけれど、歴史の好きな私は感動の連続でした。

桂林は漓江を船で下るのが定番ですが、我々はバスで陽朔の街に行き、一泊の後漓江を上る船の旅でした。このバスの沿道は桂つまり金木犀が多く、花の咲く季節やいかにと思われました。
この街では、金木犀の花で桂花陳酒を造っており、楊貴妃も嗜んでいたと聞きます。つまり、唐代には既にこの酒があったという事です。
日本の有名化粧品会社で金木犀の香りがダイエット効果があると公表しています。食前酒として飲むと、摂取する食事の量が制限されるとの事です。

私もこの酒は香りよく飲み口も良く好きな酒ですが、ここ暫く忘れていました。
珍しく小売店によって価格が大幅に違い、一喜一憂したものです。

昆明に行ったのは中国の正月。旧暦の正月です。この時、金木犀を見つけて驚きました。ダウンコート等着る時節です。話によると二度咲くとか。
春城と言われ、年中温暖な土地であればの事でしょうか。

神代植物園の正面入口には大きな金木犀の木があり、花が散ると黄色く染まります。確か、三嶋大社境内にも巨大な金木犀がありました。

ちょっとお笑い
其の一、金木犀は咲きだしが分からず匂いが先行します。街を歩いている子供が、お母さんトイレの匂いがするよ。

其の二、芳香剤ついで、タイでの日常挨拶特に朝は「サワディ(カップ或いはカー)」と言いますが、    日本で販売の芳香剤の名前と同じとは。まぁでも、朝トイレに入って「サワディ」と書かれた芳香剤を見るのも香りと共に癒しの効果があるのかも。

春の沈丁花はお墓の花のイメージが強いですが、金木犀は神聖な感じがあります。
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金木犀の花、こうして見ると癒されませんか。
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漓江

by higashinuma | 2011-09-30 19:51 | 所感 | Comments(0)

今月も終わり

九月最後の稽古日となりました。
あんなに鳴いていた「鐘叩き」も既に音を止み、今は蟋蟀だけが郷愁を誘います。

先週、四ケ伝の稽古に入る予定の一人がお休みで、来週伺いますのメールに今日はその準備をして待ちました。しかし、11時ころに風邪をひいたのでお休みしますの連絡が入った。
買わなくて良いお菓子が生徒分ある。もう一人に期待して、昼稽古の今日はお菓子のてんこ盛りをふるまったのでした。

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この掛け物も今日で終わり、唐物伝授の生徒(亭主)と正客の問答から・・・
「お掛け物のお読み上げを」「露堂堂でございます」
「ご染筆は」「円覚寺朝比奈別峯老師でございます」
「禅語は難しゅうございます。どうぞお教え下さいませ」
「圓悟佛果禪師語録(碧巌録)からとられておりまして、[明歴々露堂々の語句、歴々と明らかに、堂々と露れる。真理は歴然と明らかにして堂々と顕露しており隠されたものではない、もし見えないとすれば、見ようとしないだけで、目が曇っているに過ぎないとのこと]の意味のようです」
「色々の雑念で本当の事が見えていないとの事かと思われます。ありがとうございます」


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「お花は」「桜蓼とほととぎすでございます」
「お花入れは」「古里篭でございます」「田舎の野山が思い出されます」
カメラ視線が良くないですが・・・
唐物伝授に相応しく良く勉強されておられます。

連客から
「あの蓼喰う虫の蓼ですか」「桜蓼は特に苦いようですが、葉が虫に喰われています。蓼は種類が多く、鮎を食べる時の蓼酢も同じ種類で水引草も同じ仲間です」と教えた事でした。
桜蓼は蕾が桜色のためにその名前があるとか。これは「白花桜蓼」ですが「紅花桜蓼」もあるようです。私は未だ見た事がありませんが、水引草を思えば容易に想像がつきます。

昼の方は未だ掛け物の事は分かりませんので、別峯老師は今度NHKで松下幸之助のドラマが始りますが、ご老師に教えを受けておられたようです。
大変興味をもたれたようでした。先ずは、興味を持つ事が大事です。

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季節外れの感がありますが・・・昼顔じゃなくて朝顔でした。
他には田舎のお土産の「だだちゃ豆ずんだ饅頭」と下の写真の上用饅頭。

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唐物は三種の菓子。今回は上用饅頭と羊羹巻「月見草」、幸水梨を盛りました。
最初だけですの一言を添えて。
「全部食べるの?」「食べられるのなら食べても良いですが、食べきれない物はそのまま縁高に残して下さい。後で水屋の者が包んで持たせてくれます」
奉書をお出しする方法もありますが、ある業躰はみっとも無いと言われた。
縁高は各々の容器が決まっているので、そのままお返しすれば誰の物かわかるので、水屋の者が包んで、帰りに持たせてくれるとの事でした。確かに奉書に包んでは、その包みの処置に困ります。茶事では中立ちで僅かに自由の時間はあるけれど、ここで寄付に戻る事は殆どないですから、包みは処置無いです。
そういえば、実家では法要の時等、住職の膳を調えますが、住職は殆ど召し上がらないため、残された菜は引き出物と一緒に法要が終えてからお寺に届けていました。

本来は伝授を受けた者や四ケ伝以上有資格を客に、他の生徒は茶室を出て戴いた中で行う事と思われますが、私は全員に三種菓子を召し上がって貰います。

ネットをみていましたら面白い記事がありました。
露堂々の説明ですが、
振込め詐欺にあうのは、自分の息子が犯罪を犯して助けたい一心から振込む。犯罪犯したならお金で解決せずに警察で罪を償わせれば良い。息子可愛さに、それが見えなくなる事だ。
まさしく的を得ている説明だと苦笑した記事でした。
生まれた時には無垢なんですがね・・・・。

碧巌録は臨済宗(大徳寺等)に於いては宗門第一の書とされ圓悟克勤の墨跡は我が国に多数伝えられています。
圓悟克勤は中国北宋から南宋時代(1063 - 1135)の人で圓悟は高宗皇帝、佛果は徽宗皇帝より生前に賜った号です。
圓悟克勤が弟子が悟りを拓いた証に与える印可状が、薩摩の国に筒に入れられて流れつき「流れ圓悟」として国宝に指定され東京国立博物館に所蔵されています。

侘茶の始まりとされる珠光は一休禅師に参禅し、印可の証として圓悟克勤の墨跡を与えられ、従来は唐絵を珍重した茶席に墨跡を掛けた初めとされ茶禅一昧の境地を開いたとされます。

by higashinuma | 2011-09-28 14:36 | 茶道 | Comments(0)

おしゃべりタイム

土曜日は今月二回も続けて休ませて戴いたので、随分久しぶりの感があった。
月二回稽古の方はやはり時間の調整が付かないとの事で今月で辞められた。
最初からそのような雰囲気をもっていらしたので、まぁそれもしかたあるまい。

火曜日には月一度の方が見えられるようだ。
ものの考え方ですが、どれに比重を置くかではないだろうか。
連帯での仕事、顧客に直接係る仕事等々では稽古を休まざるを得ないのだろう。
私の仕事は自分で調整出来るような内容でしたから、稽古は殆ど休んでいない。けれども、会社の旅行とかお付き合いのある行事では抜ける事も出来ず、やむなく休んだ事もある。その点ではラッキーでした。それにお茶の時間は楽しかったし、気分転換になった。
師匠は厳しかったけれど、一般家庭では得られない、何というか・・・例えば男の人であれば麻雀やパチンコで過ごす時間を、香の薫る部屋で、掛軸の話や花の事を話しながら抹茶を戴くのですから、高尚と言うと言いすぎかも知れないですが、私にとってそういう時間は大切な事でした。

今日はとにかく久しぶりでしたので、一通り稽古を終えて遅れて来られる方を待った。
その間、台湾のお土産や栗等も届き、それらを戴きながら、しばしのおしゃべりタイムとなった。
火曜日では、留学生のお点前を終えて、昼間の稽古を終えると夜稽古まで少し時間があるので、この時間を設けている。日本語を学ぶ留学生とはとにかく話す事が大事だからだ。
自由に抹茶を点てながら、お菓子をつまんで話すのだが、みんなの思わぬ本音が出たりして、先生と生徒を離れた、こういう時間も大事なんだなと思う。

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今日も花を入れて戴いた。
花入れは三種類から選んで戴くが、花は全部野原の物で入れるのが難しそうだ。
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上手くまとめられたと思う。
「水引草、ほととぎす、野菊、菊芋」あれ?四種類?写真で確認したがやはり四種類。水引草が紅と白なので、これで五種とさせて戴こう。
この菊芋は今、河原を賑わしている自然のもので、先週のものとは花の大きさがこちらの方が大きい。先日の風で葉が枯れ、採るのが難しかった。

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一重の着物は今日が最後で涼しかったからと和服で来られた。
いつかと同じように、数寄屋袋を持って、「これは持って入るのですね?」
「いいえ、着物では懐中します。懐紙・古帛紗・帛紗の順に入れて。」

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今日から全員「荘物」の点前。
まずは「茶筅荘」の稽古。最初の方は濃茶で、後は全員薄茶でした。
来月は中置。荘物の点前で中置は混乱するかも知れない。

土曜日の方は全員「裏千家の初心者教室」から来られている。
そのため、初心者教室稽古のように全員同じ科目を同じ時間帯に同じように行うものと思って居られるふしがある。恐らく、先の辞められた方もそうかなと思われる。
個人の先生の処での稽古を十分に説明している筈ではあるけれど、未だ説明が足りないようです。
初心者教室のように短い時間で全員同じ点前をするには、道具も要る。出来ない相談ではないが、十分な稽古は難しい。覚える事が得意な方も苦手な方も居られる。
利休居士の言われる「こころざしあつきひとには・・・・」とは相反する気がします。

卒業茶会で「兎と亀」を取り合わせ、お茶は競争するものでも、人に見せるものでも無いと言いましたが、もう一度、その話をしてみようと思う。

by higashinuma | 2011-09-25 08:54 | 茶道 | Comments(0)

湖南省

茶道稽古に来られる留学生三人の一人は湖南省の張家界から来ています。
随分と昔から行きたいところの一つです。

去年、茶道稽古に来ていた一人から張家界の写真が届きましたので紹介します。
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この景色を見るに、上るにはエレベータがあるらしい?

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確かこの穴を中国空軍パイロットが戦闘機で通りぬけたと言うニュースを耳にしました。

水墨画の世界と言われ黄山、桂林、石林等有名ですが張家界(武陵源)も有名です。
他には武夷山等風光明媚な処が沢山あります。
驚くのは四千メーター級の山にもゴンドラがあったりして、一気に登れるのです。
運悪くこれに乗った時はガスで視界が悪かったけれど、絶壁の処なので見なくて良かった感もある。
得体が知れないとは良い言葉では無いけれど、今言葉が見つからない。中国は本当に度肝を抜くような得体の知れない国です。

帰国したら日本人のガイドをしたいと言ってますので、是非みんなで行きましょう。

by higashinuma | 2011-09-23 20:24 | 所感 | Comments(2)

今日の晩ご飯

毎日のご飯は何にするか結構迷う。
この頃の「あいつ」は「おかず」しか食べないのでこの処ご飯を食べていない。
それで、作っている最中に学校で遅くなるから、ご飯要らない電話。
またしてもやられたと言う感じ。
今日の昼は天麩羅蕎麦。ご飯ものにすれば良かった。
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鶏を塩胡椒して、オイルを塗って焼く。それに四種類の茸餡を添えました。
鶏の食べ方で唐揚げとどちらとも言い難し。

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小松菜と京揚の煮びたし。

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烏賊オクラ。これはスーパーの人気商品のタグに負けて買ったものですが、美味しい!
ご飯でもお酒でもいけます。

で、電話がきたためこれで終わり。
仕方なく素麺を煮びたしの汁(つゆ)で戴いた事でした。

by higashinuma | 2011-09-22 21:15 | 所感 | Comments(0)

絵画展

今年も絵画展の招待状を戴き国立新美術館に行った。
もう、十年になるだろうか?
きっかけは海外旅行ツアーでご一緒の方が絵画展に出品されているとの事で話が合い、以降、毎年恩恵にあずかっている。
この方は大阪在住で、その後一度もお目にかかってはいない。
私も昔、東京都美術館の改築前の頃にある団体に所属して油絵を出品していたので、絵は観るのも描くのも好きなんですが、絵具も絵筆もクローゼットの奥に積んだままだ。

この絵画展の団体は新制作展で今年第75周年を迎えるとか。
今年はその記念の展示もあった。小磯良平とか7人の若者で始めたとある。
小磯良平は勿論であるが荻太郎の作品にも興味があった。
荻太郎の作品は銀座の知り合いの画廊で扱っていたので、欲しいなぁと思っていたが、今では手が届かない価格になってしまった。
今思えば随分と絵を手に入れるチャンスは多かった。例えば漫画「のらくろ」で有名な田川水泡も絵画展の重鎮であられたので、色紙位は描いて下さったと思う。

新制作展は抽象、具象、心象何でもござれで、絵画、彫刻、スペースデザインが展示されるので、なかなか見応えがある。
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彫刻の部でちょっと気になった作品をあげる。
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ちょっとグロイのもあったけれど、安心して観られるものにやはり目が止まる。

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招待券を下さる方の作品。
毎年、椅子をテーマに描かれています。心象絵画と言った方が良いのだろうか?
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旅行でご一緒の方でこの会の重鎮。
スペインをテーマに毎年出品される。やはり心象絵画?前の方の先生?
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この作者も毎年同じテーマ。芭蕉の色の美しさに魅かれる。
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このような作品も多かった。

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スペースデザインから

国立新美術館は展示を観るのには好きな美術館では無い。
建て替え前の東京都美術館は実に良かった。
最近の美術館は観るのに都合の良いようにはなっていない。
普通、絵対角線の倍の距離から観るのがベストであるが距離が保てないスペースがある。
また、会場が複雑(この会の展示方法にもよる)ですごく歩かされる。
建物自体は素晴らしいと思うけれど、やはり見学者を最優先で設計して欲しい。
それに乃木坂駅より殆ど濡れないで行けるのは良いが、乃木坂駅周辺に用がある場合は途中に出口が無いため不便。

それにしても、この界隈には、六本木ヒルズ、リッツカールトン東京、サントリー美術館のある赤坂ミッドタウン等があるが、全体としてまとまりのない感じがするのは私だけだろうか。
あまり好きな街では無い。

by higashinuma | 2011-09-22 19:04 | 所感 | Comments(0)

教本

九月二十日火曜日。連休明けの稽古日のためか、仕事で来られない方が三人。
私もそういう時代があったと、複雑な心境を思い出す。
茶道はいわば一生のもの、焦らず無理せず続ければ良い。

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有馬篭花入に「紅白水引草、菊芋、野菊」
水引草は藪蚊が潜んでいる事が多く、刺される事がある。
野菊と呼ぶ類は多くあり、前回は薄い紫色でしたが、今回は白。同じ関東嫁菜でも、色のあるものと無いものがあるようです。
今、河原には菊芋の花が沢山咲いています。しかし、結構伸びるために、風に葉が傷んでいるので、採るのにも難しいです。今回のは栽培物で花が小ぶりです。

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中津川の菓子屋の物で、中が栗餡と思いましたが、粒小豆餡でした。栗は飾ってあるだけ。
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到来物の羊羹。虎屋と違った味で、私は好きですが、家の物は一口で「これ要らない」
相変わらずの大小。留学生に羊羹の意味を話した事でした。

実は四ケ伝の稽古に入る生徒が二人居るので、今日は「三種のお菓子」を整える予定でした。
けれど、全員に三種を整えるには、費用もそうですが、残った時の処置も然りです。
最悪、「羊羹と上用饅頭、梨」で三種にしようと考えていましたが、饅頭を買う処で躊躇いがありました。予感的中で三人お休み。
饅頭と水菓子(果物)は必ず入ります。七種の菓子を調えるとなると大変です。
ある稽古場では古式に習い、例えば「蒟蒻の煮しめ、昆布の煮しめ、椎茸の煮しめ」等も使われす。
京都、建仁寺や鎌倉、建長寺の四ツ頭の式では、昆布の煮しめとお寺のご紋菓をお菓子として戴きます。四ツ頭の式は抹茶の伝来からの寺院に伝わる古式に習った茶会の一つです。
饅頭は殿上人のものだった事から、一番重要なお菓子として扱われ、盛る時も中心にします。

多くの教室で行っているように、月一回何週目は奥伝稽古と決めれば良いのでしょう。
行之行台子の点前では五種の菓子、その上の真台子では七種の菓子になります。
勿論、毎回の稽古で出される事はありませんが、最初の稽古の時位はきちんと整えたいと思います。

注文していた教本の配布が、今回も二冊届いた。
私も含めて今は三人が注文しているが、一人の生徒は「長緒」の点前を始めたばかりで、丁度その教本が届いたのでした。私は今回発売される前の教本を持っていて、発行日をみると昭和三十年代に刊行されたもので、五十年代に改訂版が出されている本も混じっている。これで、十分であったけれど家の物がこの先お茶を続けるとなると、この古い本では分かりにくいだろうと、注文したのでした。
古い本は浜本業躰の監修になっていて、全シリーズの数冊は旧かなづかいになっている。
つまり、「扱う」は「扱ふ」の表記である。私は「短歌」の世界や「かな書」で少しは慣れているので問題ないが、これでは茶道の前にこれらの勉強の必要がある。

新教本は写真も多く、カラーで分かり良い。
二冊届いた教本はモデルの業躰が一冊毎に違っていて、茶筅の置き方がお二方で違っている。ある日の研究会で茶筅は右手親指と一差指で持ち、他の指は広げるように言われた。それまでは広げないで添える感じに習い、そのようにしていました。今回の教本では二通りの業躰が居られる事に気がつきました。
以前にも、男子の腰に着けた帛紗を取る時の方法が以前と違っていて、宗家に近い先生に教わったところどちらでも良いと言われました。
古い教本では茶筅を畳に置く写真等は載っていません。これら教本で逆に迷う事にならなければと懸念もあります。このような事も伝えて行ければと思います。
本来ならば口で伝えて目で覚え書き物を残さないのが、茶道でしたが。
点前の種類も多く、とても覚えきれないので、大変助かります。
本当は指導者のための物とすれば、このような事にも迷う事はないでしょう。

浜本業躰は裏千家で唯一女性の業躰でした。鬼籍に入られ久しい方で、お会いした事はありませんが、大変厳しく生きておられたとも、数々のエピソードも耳にしました。稽古時に、機会ある毎にお話し出来ればと思います。

by higashinuma | 2011-09-21 09:31 | 茶道 | Comments(0)

久々に夕飯

今日の夕飯です。
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ちょっとうっかりして焼きすぎましたが、豚の味噌漬けです。
これは先日の結婚式で戴いたもの。
鶏肉バージョンもありました。
鶏の粕漬けも有り、初めて食べた時、なんておいしい魚だろうと思った事でした。
黒こげ部分は削って食べよっと!動物性の焦げは癌の元らしい。

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茗荷も沢山戴きました。
茗荷の寿司が好きなんですが、手間をかけずに美味しいのが良い。
これは刻んだ茗荷にツナを混ぜてマヨネーズで和えた物。
これは美味しい!

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空心菜の炒め物。あいつの好物。スーパーで調布産を見つけて。
ある時、数人で中華屋でこれを注文して食べていたら、一人が葉だけ食べるので、茎が美味しいのにと言ったら「ごみを食べているみたい」と言われた。その方はこの野菜を知らなかったようでした。
確かに言われてみれば、ごみのような気がしないでもない。私は茎の太いところは十字に包丁いれています。

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先日、戴いて来た田舎の食べ物で、紫蘇で甘味噌を巻いて揚げた物。
ビールのつまみに良い。
16日のBSふるさと日本は山形県関川町でしたが、この放送の中で紫蘇巻きを作っていました。
写真の物は、実家では作っているのを見たことが無く、近隣のこのような故郷の食を扱っている店で買って来たものを戴きました。この店では五月頃の笹巻きも売られます。
テレビでは味噌の中に白玉粉を入れると言ってましたが、もちっとした触感はなるほどそうなのかと思いました。
藤沢周平の作品には故郷の食が色々書かれてますが、未だ紫蘇巻きは見ていません。笹巻きは同氏作品の映画「花のあと」では最後に嫁と姑で笹巻きを作る場面があり、藤純子のあざやかな手さばきに感動したものでした。

あとは、ちょっと覗いているミニトマト。
ある大手会社の指定工場で栽培しているトマトが美味しいのですが、いつもあるとは限らない。
それも、北海道産が良いのですが。
今日のこのトマトも美味しいけれど、茨城産。必死に洗いました。
それと、白ご飯。

モロヘイヤのスープはエジプト料理ですが、バターたっぷり使う。当地では良いかも知れないが、メタボまっしぐらの感がして、先日はバター抜きで作ったけれど、やはり本場の味にはならなかった。

by higashinuma | 2011-09-16 20:14 | 所感 | Comments(0)

鐘叩き虫

過去ブログで鐘叩き虫が鳴いていると書きました。
実は水曜日にパソコン打っていたら、突然虫が飛びこんで、キーを叩いている左手の甲に乗ったのです。いゃ~驚きました。
蟋蟀や鈴虫等のような可愛さは無く、グロテスクな虫です。
思わず「おはじき」を飛ばすように、窓を向いてはぜたのですが、どこかにぶつかって右手のマウスの処に飛ばされてきました。そしてもう一度はぜて、今度はどうも窓に激突したようでしたが、姿が見えません。勿論窓は開けてあるんですよ。

後で、あぁあれは鐘叩き虫だと気付きました。
一度、ネットで姿は見ているのですが、一瞬の事で、決して可愛い虫ではないので、このような行動をとったのでした。

それからずっと懺悔の日々!あいつ活きていたらいいな。
でも、午後三時頃からどこかで鳴いているのです。
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ネットから戴いた写真
これが(右側の方)、突然手に乗ったのです。
大きさは全長畳一目約1.5mm

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十八夜月
東京タワーからかなり移動しました。(下の赤い塔)
小さな点の光は羽田着陸態勢の飛行機です。二機飛んでいますが・・・・

by higashinuma | 2011-09-16 08:58 | 所感 | Comments(0)

一周年

気が付かなかったけれど、ブログを初めて一年経ちました。
どのような内容にするかなんて全く考えもせず、お茶の稽古の記録や伝えたい事などから、日常のありふれた事など書き始めました。
これとは別に残しておきたい文化的な内容等のエッセーを書いているので、それよりは短いけれど、今、振り返ればそれの前書きみたいな事になっているかも知れない。

ブログを書き始めて間もなく、茶道稽古のいつ、誰が何の稽古をした、どんな花を使った、どんなお菓子を使ったと言うような記録を控えのノートに書いて無かった。
私の稽古時代の記録がノート四冊。ところどころ抜けてはいるが、指導の参考になる。
何の稽古をして注意された事、花、菓子、軸が付けてある。
注意された事以外点前の事には触れていない。
例えば、襖を開ける手の高さは左右の手を同じ高さにする。という事を書いていた。
師匠は今日はこの点前と言われて、準備が出来れば良いと言われた。点前の科目は限りなく多く、道具が変わり、炉、風炉があるので、とても覚えきれない。
後になって、稽古科目を殆ど終えた頃になって、籤札を作り点前科目を全部書き込み、稽古日にそれを取って、今日はこの点前をお願いしますと言う事にした。師匠もそれに付き合うのに大変だったと思う。
生徒各個人の修練(稽古科目の進捗記録)を付けるに当たりこれではまずいと新たにノートに書き始めた。めくってみると、去年のこの時期、野菊が咲いていたなどと一つの事から色々な展開が始まる。

日記は三日坊主。中国語で日記を付けた事もある。今日はとても暑い。「今天很热」位の事ですが、毎日同じ事の繰り返しでしか無かった。そうかと言ってそれより上を目指す事も無かった。

ブログとは辞書では個人が身辺の出来事や自分の主張を日記形式で書く事とある。
日記は字づらからすれば毎日の記録だが、それは私には向かない。
父は毎日書いていた。ノートに二、三行の記録でしたが亡くなって数十冊のノートがあった。
私には向かない。

今、このようなブログの形が合っているように思う。
でも、始めてから失って行くものがある。短歌が出来ない。スランプとは違う。何かが消えていってるようだ。感動を受けた事などが失って行く。年齢と言う事もあるでしょうが、ここに曝している事で感動(感受性)が薄れていってるような気がするのである。

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十七日月
右下が東京タワー。下側がビルで隠れてしまい、ライトアップが分からなかった。

by higashinuma | 2011-09-15 10:22 | 所感 | Comments(0)