人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

つれづれ

さまざま桜

4月5日今日は今年度初めの火曜教室。
初心者教室からのお二人の生徒を迎えての稽古です。
次の日曜日に茶会があり、社中の青年部の一人が立礼点前をするために、俄か仕立てのテーブルで立礼の稽古をした。

さまざま桜_b0197486_1121441.jpg

軸は花の季節なので円覚寺慈雲老師の短冊を使いました。
花は黒椿で銘「小平黒」(新種)今年は沢山花を付けたためか本来の色と違う藪椿様の色となりました。侘助咲の椿で所謂お茶向きな花です。やはり午前6時には鳥が食べに来ます。葉物は日向水木の葉。

主菓子は桜と金箔の浮く水羊羹風の「さくら彩」源吉兆製。花筏を意識して盛ってみました。
さまざま桜_b0197486_15525468.jpg

干菓子は「さまざま桜」
さまざま桜_b0197486_1554385.jpg

伊賀市天神、紅梅屋のこのお菓子は故黒田宗光師の稽古で初めて口にした、忘れられないネーミングと程よい甘さが魅力的な干菓子。師匠を忍ぶお菓子の一つとなりました。
ネーミングは芭蕉の「さまざまのこと思ひだす桜かな」からとられているそうです。芭蕉は伊賀上野の出で、江戸から出立した「奥の細道」の後、北陸経由でここに戻られました。その後の句との事です。
菓子器の木目と相まって水に流れる桜のように見えます。
by higashinuma | 2011-04-08 16:07 | 茶道 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma