2011年 08月 01日
槿
茶席には炉の季節は椿、風炉の季節は槿を多く使います。
我家も槿が咲いていますが、今年は6月から咲き始めて、早くも蕾が少なくなりました。
丁度、4月頃からマンションの外装工事が始まり、ベランダの鉢は全部物干し場に移動になりました。
工事屋さんが、結構親切で、一度運んでくれたのを、変な人が変な事を言ったため、又、ベランダに戻って来て、自分で運びましたが、結構大きな鉢もあり、腰が痛かったりしました。
そんな訳で、水は欠かさなかったけれど、風当たりが強く、痛んだ鉢もあり、槿もその一つでした。
それで物干し場に花を見つけた時は嬉しかったです。
先日の稽古で槿を韓国の国花と説明しましたが、知らない方も居られたので、書いてみようと思い立ちました。
その稽古のために三種類、四本を金曜日に伐り、土曜日当日は全部が綺麗に咲きました。その中の一本は枝が短かったので、家に置いておきました。それが、月曜日まで咲き続けました。
2日くらいは咲いていると話には聞きましたが、わが目で見るのは初めてです。
流石、今日は月曜日の夜。萎んできました。
さて、韓国の国花に指定された槿はどんな色なんだろうと思い、少し調べましたが、「底紅」を推奨していると言う一文はありましたが、特に限定されていないみたいです。
日本の国家は桜ですが、種類まではとくていが無いのと同じですけれど、染井吉野が良いかなぁと思ったりします。桃山時代の頃は八重桜が多く絵に描かれていますし、染井吉野は江戸時代に品種が出来ていればやはり豪華な八重桜にすべきかなと思ったりします。
ふと、自分で決めた韓国の国花はこんな花だろうと思われます。
川辺に新しく出来た建売一戸建て住宅はちょっとした街並みをみせていますが、ここの散歩道に植えられた槿で、一目見て韓国だと思いました。直感に過ぎないが、普通のよりも花が大きく重厚感があります。
残念ながら金曜日には、翌日に咲きそうな枝はありませんでした。
白の底紅では日本の国旗を髣髴させるため、これは無いだろう。
今は季節は秋。香合に鈴虫の絵が付いていたり、気の早い人では穂が出た薄を使ったりします。
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また 藤袴 朝貌の花」 山上 憶良
万葉集の秋の七草の「朝貌の花」は槿とも桔梗とも言われますが、七草と言うからには「桔梗」ではなかろうか。今で言う朝顔は平安時代に中国から薬としてもたらされたので、万葉当時は無かったと言われています。
まだまだ研究余地がある花です。
我家も槿が咲いていますが、今年は6月から咲き始めて、早くも蕾が少なくなりました。
丁度、4月頃からマンションの外装工事が始まり、ベランダの鉢は全部物干し場に移動になりました。
工事屋さんが、結構親切で、一度運んでくれたのを、変な人が変な事を言ったため、又、ベランダに戻って来て、自分で運びましたが、結構大きな鉢もあり、腰が痛かったりしました。
そんな訳で、水は欠かさなかったけれど、風当たりが強く、痛んだ鉢もあり、槿もその一つでした。
それで物干し場に花を見つけた時は嬉しかったです。
先日の稽古で槿を韓国の国花と説明しましたが、知らない方も居られたので、書いてみようと思い立ちました。
その稽古のために三種類、四本を金曜日に伐り、土曜日当日は全部が綺麗に咲きました。その中の一本は枝が短かったので、家に置いておきました。それが、月曜日まで咲き続けました。
2日くらいは咲いていると話には聞きましたが、わが目で見るのは初めてです。
流石、今日は月曜日の夜。萎んできました。
さて、韓国の国花に指定された槿はどんな色なんだろうと思い、少し調べましたが、「底紅」を推奨していると言う一文はありましたが、特に限定されていないみたいです。
日本の国家は桜ですが、種類まではとくていが無いのと同じですけれど、染井吉野が良いかなぁと思ったりします。桃山時代の頃は八重桜が多く絵に描かれていますし、染井吉野は江戸時代に品種が出来ていればやはり豪華な八重桜にすべきかなと思ったりします。
ふと、自分で決めた韓国の国花はこんな花だろうと思われます。
川辺に新しく出来た建売一戸建て住宅はちょっとした街並みをみせていますが、ここの散歩道に植えられた槿で、一目見て韓国だと思いました。直感に過ぎないが、普通のよりも花が大きく重厚感があります。
残念ながら金曜日には、翌日に咲きそうな枝はありませんでした。
白の底紅では日本の国旗を髣髴させるため、これは無いだろう。
今は季節は秋。香合に鈴虫の絵が付いていたり、気の早い人では穂が出た薄を使ったりします。
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また 藤袴 朝貌の花」 山上 憶良
万葉集の秋の七草の「朝貌の花」は槿とも桔梗とも言われますが、七草と言うからには「桔梗」ではなかろうか。今で言う朝顔は平安時代に中国から薬としてもたらされたので、万葉当時は無かったと言われています。
まだまだ研究余地がある花です。
by higashinuma
| 2011-08-01 22:53
| 所感
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