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つれづれ

炉開き

八日は火曜日教室の炉開き
炭手前を誰に稽古しようか・・・と迷うまでも無く、今日から入門の方にお願いしました。
と、言うのも昼稽古は8月から稽古を始めた留学生と9月から稽古を始めた方。
炭手前を指導済みの生徒は仕事で急にお休みの連絡があった。
今日、入門の方は資格をお持ちと聞いて、見学の時に点前をして戴いたが、しっかり勉強されておられる様子。初炭手前をして戴くには相応しい存在でした。

元火を熾すところからお願いし、その間は炉点前初めての生徒に割稽古をする。
さて、炭手前が始まりなかなかのご名炭。
その後は人数も集まり「猪の子餅」を戴いて濃茶も練って戴きました。
「え~六人分ですか・・・」「萩茶碗なら問題ないでしょう」ちょっと困った様子でしたが、とても美味しいお茶が練られました。お客の生徒達がもう少し稽古が進んでいたなら、亭主の気持ちも弾んだのではと残念な事でした。お見事でした!
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織部茶入れ、萩井戸茶碗、茶杓ご銘「無事」

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炉開き定番ですが「関」大凡は「南北東西活路通」と続きます。
今月の宿題。
染筆は先月と同じ佐久光徳禅寺大雲和尚
箱書によると天竺に随行された記念に書かれた事が分かります。

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有りがたい事に椿が咲いてくれました。
「乙女椿」ですが、葉の姿も蕾の姿も良く好きな花の一つです。
唐銅、曾呂利花入を曾呂利盆に載せて。

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「猪の子餅」餡が美味しく、しっかりした餅でした。
何故炉開きに猪の子餅かは説明しましたが、皆さんでもう一度調べて下さい。
魔除け(火除け)には小豆のような赤いものを使います。
前は「善哉」を作っていましたが、教室には残念な事に鍋釜の用意が無いので、汁粉椀やお盆まで持って行かねばならず、火曜日は家の者も留守なので、手抜きで←そうとばかり言えないような気もするが・・猪の子餅となった次第です。
ホテル茶室を借りて三十人位で炉開きのお茶事をした事もあります。この時は午前の客と午後の客に分かれ、昼は一緒に松花堂食事とお汁粉を戴き、五事式風に炭所望、聞香、花寄せ、濃茶、薄茶を行いました。流石にホテル和食レストランのお汁粉は美味しい事でした。

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染付水指、鵬雲斎好み寿輪棗、尾戸焼雲鶴茶碗
茶杓ご銘は其々の裁量で・・「色さまざまに」、「立冬」等々がありましたが「嵯峨野」もあって、ちょっと意味が分からなかった。紅葉を意味すると言われましたが、私は「嵯峨野」は「月」とか「竹」少し寂れた様子のイメージが強く、「紅葉」であれば地名では「高尾」「三尾」や「立田川」
が良いのではと思う。「高尾」と言ったら東京の高尾をイメージされた生徒が居られ、そのような若い方に指導してゆく難しさを感じた事でした。

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炭手前で香合は久しぶりにスンコロクの「柿」を持参。
写真はそれを入れている袋・・・この袋は青い紐を引くと口が開き、ピンクの紐を引くと閉じます。
スンコロクはタイ中部のスコータイ王朝があった頃の焼き物で現在も再興されているようです。
この姿は果物の女王と言われるマンゴスチンの形ですが、江戸時代に伝わり茶人に「柿香合」として珍重されました。炉開きや口切り(茶壺の口を開け今年の茶を戴く)に柿と栗を使い、今年も無事にこの日を迎えられた事を祝い、続く一年の無事を祈るのです。
それで干菓子は栗落雁を使いました。
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by higashinuma | 2011-11-09 11:20 | 茶道 | Comments(0)

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