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つれづれ

観光編 5

ブサキ寺院から次の観光地キンタマーニ高原へ向かい、ここで昼食。
以前はここで、車より下りた時に布の売り子が寄ってきて「三枚千円!」と口々にわめきたてた。「五枚千円なら買うよ」と言って買った事があった。今回も買う予定があった。しかし、売り子は何処にも見当たらなかった。
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富士山のように綺麗な姿のバトゥール山。
手前の黒い部分の中にある緑の島は小高い丘状で溶岩を堰き止めて緑が残った感じになっています。記憶が定かではないけれど、また、噴火したのかと思い、調べましたが1996年の事でした。するとそれ以前に行ってる事になる。多分十年前に行ったのか・・・・
この山はアグン山の外輪山になるらしい。右の湖はバトゥール湖。
ここでの食事はバイキング。腹を壊しているので余り食べられないが、西瓜なんかは少し痛んでいる味がする。蠅が凄い。前はそんなに感じなかった。
ここは空気が冷たく気持ちよい。
この後はゴア・ガシャへ
洞窟寺院で沐浴場もある。この洞窟の入り口は口を広げた魔女。
洞窟内を見学し、外に出る時に年配の方が入ってきた。脇に寄って中に入るのを待っていたら次々観光客が入って来た。どうも日本人らしい。若い娘も数人続いて来た。誰も何も言わない。「待っているんだから済みません位言ったら」とつい怒鳴ってしまった。白人なんかでも挨拶かアイコンタクトをしてくれるのに日本人も落ちたなと思った事でした。

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次の観光地タマン・アユン寺院。中には入れないが、回廊(塀)が低いためぐるっと回って見学する。撮影用に踏み段も造られている。この寺院の門前広場で、夜に西洋人のパーティがあるとの事でテーブルセッティングがされていて、舞台を設えている最中だった。
この塔はメルと言いバリヒンズー教の聖地アグン山を模したものらしい。11層は最高の格式との事。
壮観であり、神聖な気分になる。

この後は夕陽で有名なタナ。ロット寺院へ移動。ここは初めて来た。
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この寺院は島になっていて、今は干潮時。それでも、膝まで水に浸かって渡っている。人が集まっている洞窟に湧水が出ていて、パワースポットとの事。
ガイドブックにあるように早めにこの寺院を望むレストランの眺望の良い席を確保した事でした。
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インド洋の夕陽
夕陽自体郷愁を誘うものですが、バリ島でインド洋でとなると感慨も一入。
前に来た時、ホテルの窓を開けると海が広がってかなり眩しかったのは夕陽だったのだ。
でも、砂浜に出て海の上の満月も見ている。やや混乱。

夕陽を堪能してすっかり暗くなった次は「ケチャ」を鑑賞。

バリでは「ケチャ」「バロン」「レゴン」ダンスが有名です。前回は大きな野外劇場で「ケチャ」を観ましたが、今回は小規模で舞台と言うより、広場と言った処でした。一つの宗教的な要素を持っているので、この方が神聖な気がします。
「ケチャ」は白黒(善悪・光と闇・生死を表現)の格子の布を腰に巻いて上半身裸の男達が円座を組み、円座の中の踊り子に合せて「チャッチャッ」等と発声して場を盛り上げる。
バリの宗教行事の一つで、しまいにはトランス状態になると聞いていたし、前はそのような感じも受けたけれど、今は女性も上半身Tシャツを着て参加するようだ。
今回は都合、二つのグループのを観たが、最初に見た中に女性が居たので変わったなぁと思ったが、後で見たのは男性だけだった。今はショウ的に行っていると聞いた。

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このショウの内容はインドのコーサラ国伝説でラーマ王子とシーター妃の話「ラーマーヤナ」です。
シーター妃が誘拐され山中に幽閉されますが、ラーマが助けた猿軍団に救出されると言う物語で、ケチャの軍団は猿を表わしている。その泣き声「チャッ、チャッ」等と言っているようです。
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山中にシーター妃を見つけたジャターユ。
ジャターユはガルーダの子供と言われ六千年を生きる禿鷹。
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猿の王とシーター妃です。

タイ、バンコクの王宮寺院の回廊壁画にこの物語があり、良い猿とラーマ等良い人は皆、白か青い顔で表現され、悪者の顔は赤とか黒で表現されています。
興味ある方は「ラーマーヤナ」で検索してみて下さい。

このグループには高校生位の若い男子も数人混じっています。伝統舞踊を存続させるためにはとても良い事だと思いました。

かくしてバリの観光は終わり、インドネシア料理のディナーで締めくくりです。
翌朝はまた暗いうちに空港に向かい帰国の途に就いたのでした。
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インド洋上空
by higashinuma | 2011-11-24 16:17 | 旅行 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

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