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つれづれ

土曜日教室

3月31日土曜日。昨日午後から凄い風。
昨日の夕方の風はふとプーケットの夕方の風を思っていました。
毎日、海風が凄いんですよ。
一晩中吹き荒れて、簾が窓を打つ音に睡眠を妨げられ・・・近所迷惑でしたが、簾を巻きに起きなかった。
この前の事件から早朝4時になると目が覚めて、漸く簾を巻き上げる。こんな暗い中は人は誰も通らない。信号の変わるのは何となく不気味。簾の一枚は片側が外れて裏返っていた。これも直す。
それから少し眠りについて7時起床。

9時頃から雨が降る予報ですが全く降る気配無し。それでもこの風に降られたらたまらないので、早めに家を出る。
駅中の喫茶店で昼近くまで中国語訳の残りをやっつける。あっという間に時間が過ぎる。

昼頃から雨が降り出したが、大したことは無いけれど風が相変わらず凄い。
教室に着いて畳拭きから始める。坊ちゃまは休みなので、彼の仕事のお湯を沸かす。
生徒が見えた。「畳拭きましょうか?」「済んだから良いよ」
「拭きたかったなぁ。やった事無いし」「次から宜しく」
よしよし少しは本物になってきたかな。

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花はこの生徒に入れて戴いた。
花入を三個出して、「どれでも良いのに入れてみたら」最初は「え~」なんて言っていたが鶴首を選んだ。唐銅なので真の花でも問題なし。見事に決まる。
日向水木と白椿の名前は不明。因みに葉は三枚付いていますが二枚は虫喰いで彼女はそれが良いと。

今日の点前は隅切濃茶。六畳にして仮床に花を置く。
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雪柳と岩根絞りを青磁尊器に

今日の生徒は向切濃茶点前の客として研究会に出場なので、客の所作は隅切も同じ。
上がる、下がるが分かっているようなので、足の歩幅だけの問題かな。茶室に依って畳の大きさが違うので、戸惑うようです。裏千家では一畳四歩が基本。
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正客をお願いするも、点前の方に不都合が生じた時のピンチヒッター。
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お詰の役。

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花見が近くなってきましたので・・・
栗餡、漉餡、粒餡の三色で順に食べてとてもマッチングと言うか口当たりが良い。
しっかりした餅で食べがいがある。茶席菓子としてはボリュームがあり過ぎですが、美味しいので菓子茶事なんかには向くかも。
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箱のものは川端道喜の「おいとぼい」流石に名店の味。口どけも良く茶菓子向きですが、逆にもう少し大きくても。

「おいとぼい」は「いとぼい」に「お」をつけた御所言葉で(可愛い)の意味。御所に餅を納める川端道喜ならではのご銘。
似た言葉で「おちょぼ」は花柳界の言葉で(舞妓などの可愛い)の意味です。

御所言葉は長い間庶民とは閉ざされた中で使われてきたため、今の世俗のように言葉の変遷が少ないようで源氏物語の世界を今にみるようです。
例えば「おかべ」は(豆腐)、「おすすり」(善哉)、「そもじ」(蕎麦)全く想像がつきません。

さて、「おかちん」は何でしょうか?ヒントは上の写真。
Commented by すえよし at 2012-04-01 09:42 x
「お菓子」かと思いましたが、調べたところ「お餅」でした。
写真で見るとかなり猫背でみっともないですね・・・意識が大切。
Commented by higashinuma at 2012-04-01 10:11
私自身姿勢が悪いので業躰に直されますが・・・
「たもじ」は何でしょう?こんな言葉の羅列は異国のようでしょうね。宮内庁奥向き職員の手記を見ていますが、雅子様もこのように・・・・?
by higashinuma | 2012-03-31 21:17 | 茶道 | Comments(2)

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