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つれづれ

筆記試験

7月24日火曜日稽古
予告通りに稽古に見えた順に、最近入門の一人を除き筆記試験を行う。

いつも間違いの無い点前をされる生徒が今日は妙に間違いが多い。
「筆記試験で力を出し切ったんでしょう」と客役の生徒の相の手。
逆に間違いの多い生徒は、いつもよりは、しっかり点前をしていたのが可笑しい。

長い事お茶をしていると、どういう訳か、全くめちゃくちゃな点前をする日がある。どうしたの?と師匠に言われた事も。だから気持ちはよく分かります。
もし、このブログを読んでいらしたら、落ち込む事は有りませんので。

さて、筆記試験はと言うと・・・・え~!・・うぁ凄い!良く勉強している・・・まで、さまざま桜。
あ~ぁ何べんも言っているのに・・・・と言う事も結構あります。
茶道は「道楽」にしては駄目です。
私自身まだまだ勉強は足りませんが、点前だけでなく、色々な知識をもって茶道です。まだ、何人か試験を終わっていませんが、回答率を出して、どういう傾向にあるか、そしてどのように指導したら良いかを前田宗哲としての課題にしたいと思っています。

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「槿(むくげ)」と「藪茗荷(やぶみょうが)」を備前旅枕花入に
槿は種類が大変多く、椿のようにある程度目星がつけば名前も少しは覚えられるのにと・・・種類からすると「花笠」と「祇園守」の中間?「角倉花笠」と思われます。
槿は夜に凋んできたので、夜稽古は「突抜忍冬(突き抜けにんどう)」と入れ替える。
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今日みたいな暑い日は「薄(すすき)」とか「縞芦(しまあし)」のような葉物を添えたら良かった。

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主菓子の朝顔・・・やっぱり昼顔みたい。
餅菓子で濃紫の桔梗(ききょう)を売っていたので、薄い紫色か青色に出来ないだろうか?
茶会等では400個の注文とか出すので、思うように作ってくれますが・・・。

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「金魚」と「岩衣」
お菓子の盛り付けをどのようにするかは難しい。
干菓子の場合はお盆に絵を描くようにと言われます。それと決まってはいないですが、打ち物は上に置く場合が多いので、金魚は打ち物(木型に入れて作る)ですし、岩の上に金魚があってもおかしくは無い(池と見立てて)。今日はこれでも良いかと。
お菓子の盛り付けひとつでも、勉強が要ります。

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濃茶点前の後に葉蓋と洗い茶巾を合せて稽古。

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彼女のお好みの上林三星「初昔」を練ってくれました。
美味しい濃茶でした。
でも、研究会では業躰がお茶を戴かれる事は無いので、点前をしっかり勉強しましょう。

寝不足だったとか、具合悪いとか一切の言い訳は通りません。大勢の見学者の目に晒されますので、緊張もしますが、それだからこそ普段の習得が大事なのです。
by higashinuma | 2012-07-25 09:25 | 茶道 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma