2012年 08月 07日
朝茶事(初入り編)
8月5日朝茶事
いつもの茶道具商企画の朝茶事には日程が合わず、ぼやぼやしていたら満席になってしまった。
それで、後一日お願いしたところ快諾して戴いた。こちらも続けての日では無く、確か二週間空けた一日だったので、道具の事とか、かなりご迷惑だったに違いない。
当日は朝から暑い日となった。私とあの子は行ってから着替る事とした。
9時席入りで8時から開けていますの通り、玄関には打ち水がしてあった。
打ち水のこのタイミングも難しい。多分、8時10分から15分に着いたと思うが、しっとり濡れ加減が丁度お待ちしていましたの加減。
早速、着替。こちらの部屋も冷房が効いて、汗が引くのに丁度良い設定。
着替えて下に降りると社中のみんなが揃っている。全員で6人。
待合に入って詰が戸を閉めたら、葦戸に透けて版木が見える。はい、やり直し!詰は版木を人数分打ってもう一度、席に入る。
青畳に葦戸は何よりのご馳走です。
待合の床には千住博の巨大な「ウォーターホール」の版画が掛けてある。写真無し。
製作枚数1/1の大変貴重な物です。銀座での平成大茶会でお使いになられたとか。
白磁碗の冷たいお水に咽を潤し、腰掛待合に移動。
ビルの中ですが、露地も設えてあり、蹲踞(つくばい)に流れる水音が涼しさを演出。
やがて亭主の迎え付け。
全員初体験の事で腰掛待合や蹲踞での所作を教えながら席に入る。
大徳寺五百六世小田雪窓老師の染筆が掛かる。
一人ずつ挨拶し、最後に軸のご説明。
「滝壺でひとときを涼しく過ごして戴きたい」と言うようなご亭主の挨拶であった。
「井の中の蛙(かわず)で世間知らずですがどうぞご指導下さいませ」の挨拶をする。
さては、身の程知らずで朝茶事をお願いしたと言う暗喩かも知れず^^;
流れるような初炭手前。風炉中拝見も一人ずつとして下さいました。・・もともと一人ずつですが時間の都合で二人ずつと言ったのをどうぞお一人でと、申し出があった。
鈴木表朔(すずき ひょうさく)の鳥獣戯画団扇香合。
懐石が始まり朝茶事らしい三星(一文字飯、白玉団子とじゅんさいの赤だし、火取りふぐの緑酢)が出される。ご飯の美味しい事はこの上ない幸せに浸る。
向付の器は永楽妙全の半開扇。
煮物椀は角湯葉の鶏そぼろ餡
勧め肴(出汁巻き卵のみぞれ掛け)、強肴(しいさかな)(冬瓜釜・・・冬瓜を刳り抜いてさい巻き海老、白ダツ、冬瓜の煮しめが入れてある)、じんだ和えも味が良い。
高取静山の手付鉢
八寸は鮎一夜干しと茗荷酢漬だった。
ちろりで出された冷酒がすすむ。が、押えて押えて。
主菓子は七宝透生地縁高に鶴屋吉信製の「しぶき」
一時間程前に届けられたお菓子と聞く。程良く冷えた美味しいお菓子でした。
お菓子の写真はネットから戴いたものです。
「席が整いましたらお鳴り物でお知らせを」
いつもの茶道具商企画の朝茶事には日程が合わず、ぼやぼやしていたら満席になってしまった。
それで、後一日お願いしたところ快諾して戴いた。こちらも続けての日では無く、確か二週間空けた一日だったので、道具の事とか、かなりご迷惑だったに違いない。
当日は朝から暑い日となった。私とあの子は行ってから着替る事とした。
9時席入りで8時から開けていますの通り、玄関には打ち水がしてあった。
打ち水のこのタイミングも難しい。多分、8時10分から15分に着いたと思うが、しっとり濡れ加減が丁度お待ちしていましたの加減。
早速、着替。こちらの部屋も冷房が効いて、汗が引くのに丁度良い設定。
着替えて下に降りると社中のみんなが揃っている。全員で6人。
待合に入って詰が戸を閉めたら、葦戸に透けて版木が見える。はい、やり直し!詰は版木を人数分打ってもう一度、席に入る。
青畳に葦戸は何よりのご馳走です。
待合の床には千住博の巨大な「ウォーターホール」の版画が掛けてある。写真無し。
製作枚数1/1の大変貴重な物です。銀座での平成大茶会でお使いになられたとか。
白磁碗の冷たいお水に咽を潤し、腰掛待合に移動。
ビルの中ですが、露地も設えてあり、蹲踞(つくばい)に流れる水音が涼しさを演出。
やがて亭主の迎え付け。
全員初体験の事で腰掛待合や蹲踞での所作を教えながら席に入る。
大徳寺五百六世小田雪窓老師の染筆が掛かる。
一人ずつ挨拶し、最後に軸のご説明。
「滝壺でひとときを涼しく過ごして戴きたい」と言うようなご亭主の挨拶であった。
「井の中の蛙(かわず)で世間知らずですがどうぞご指導下さいませ」の挨拶をする。
さては、身の程知らずで朝茶事をお願いしたと言う暗喩かも知れず^^;
流れるような初炭手前。風炉中拝見も一人ずつとして下さいました。・・もともと一人ずつですが時間の都合で二人ずつと言ったのをどうぞお一人でと、申し出があった。
鈴木表朔(すずき ひょうさく)の鳥獣戯画団扇香合。
懐石が始まり朝茶事らしい三星(一文字飯、白玉団子とじゅんさいの赤だし、火取りふぐの緑酢)が出される。ご飯の美味しい事はこの上ない幸せに浸る。
向付の器は永楽妙全の半開扇。
煮物椀は角湯葉の鶏そぼろ餡
勧め肴(出汁巻き卵のみぞれ掛け)、強肴(しいさかな)(冬瓜釜・・・冬瓜を刳り抜いてさい巻き海老、白ダツ、冬瓜の煮しめが入れてある)、じんだ和えも味が良い。
高取静山の手付鉢
八寸は鮎一夜干しと茗荷酢漬だった。
ちろりで出された冷酒がすすむ。が、押えて押えて。
主菓子は七宝透生地縁高に鶴屋吉信製の「しぶき」
一時間程前に届けられたお菓子と聞く。程良く冷えた美味しいお菓子でした。
お菓子の写真はネットから戴いたものです。
「席が整いましたらお鳴り物でお知らせを」
by higashinuma
| 2012-08-07 08:05
| 茶道
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