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つれづれ

夕立

8月17日金曜日
午後から芸大の日中国交正常化40周年記念 特別展
「草原の王朝 契丹 ― 美しき3人のプリンセス ―」を観に行った。
午後二時頃の一番暑い最中。
公園は混雑していたが、まあまあゆっくり見学出来た。

契丹と言う国は知らなかった。随分前から電車の吊り広告で宣伝され興味を抱いていた。

展覧会案内よりコピー
九州国立博物館が開館前から準備をすすめてきた大型特別展
いまからおよそ1000年前、唐王朝の滅亡によってアジアは新たな時代を迎え、北アジアの草原地帯には大契丹国が生まれました。巧みな騎馬戦術と唐を継承する高い工芸技術は、彼らを美の世紀へといざないます。その名は世界を駆け巡り、ロシア語の「Китай(キタイ)」、英語の「Cathay(キャセイ)」のように、中国大陸を指す言葉として「契丹」の名はいまに息づいています。
 仏塔に納められた極彩色の品々、異国の香りただようガラス細工、貴人を飾った宝飾品の数々。長くユーラシアの一角に埋もれていた、あまりにも清らかで典雅な文化芸術。本展はこの美しき契丹文化の世界を、契丹を生きた3人の女性にまつわる品々などからひもといていきます。
 まなざしを熱くすれば心が躍り、果てなき美の世界に胸は高鳴る。契丹の文化には、1000年の時を超えた深い魅力があるといえましょう。

素晴らしい工芸品の数々が展示されていた。

つい最近、金縷玉衣について話をしていた。中国古代の貴人は玉を金糸で繋ぎ合せて埋葬していたと言う話です。        以下、写真はネットから戴く
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数年前に日本でも公開されたのでご覧になられた方も居られよう。今回の展示ではありません。

そんな事で墳墓を開けての埋葬品の展示が興味を惹きました。
契丹の葬制は、遺骸の内臓を除去し血を抜いた上で、全身を網状の葬衣で包み(高貴な人は銀糸の網)、顔に銅製鍍金(貴人は金製)の仮面を載せる。
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右が今回の展示テーマのプリンセスの一人、陳国公主
遺体を包んだ網がおわかりでしょうか?
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そしてその仮面

下の図は契丹国の図
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他は芸大でどうぞ!

唐の滅亡要因となった安禄山は契丹の側近を従えていたとされる。
韓流のある歴史ドラマにも高麗と契丹との話が出ていたらしい。
興味がある無しでは見聞きするもの全てが影響を与えるのですね。アンテナを修復してキャッチの容量を広げなければと思った事でした。
by higashinuma | 2012-08-17 20:36 | 所感 | Comments(0)

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