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つれづれ

火曜日教室

8月21日火曜日教室
先週から留学生の子達が3人稽古に来られるようになり、教室も賑やかにそして華やかになりました。

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軸の解釈をキチンと調べて勉強されてきた生徒がおられて嬉しいことでした。
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筆記試験で薄板の問題を出題
真の花入れの薄板はどれですか?
1、生地蛤端 2、丸香台 3、真塗蛤端 4、矢筈端

これは正答率が20%と低かった。
丸香台以外は結構使っていたつもりで、説明もしていたと思っていた。しかし、土曜日教室の生徒は今現在は、床が板なので、薄板は使っていない。
今日はそんな事も踏まえて真の花入れを使い真の花にした。薄板は当然矢筈端です。

何故真の薄板が矢筈端なのか・・・仏様に花を手向けると考えたら・・・大寺の仏前には古銅の花入れに蓮華等がお供えされています。唐銅、古銅の類は古い姿の花入れで仏前の物として真の扱いになり、その姿に習って青磁の花入れ等が出来てきましたので、それらは真に扱うと考えれば分かり良いと思う。従って、仏の領域になり、矢筈端は須弥壇(仏像や仏壇の載る台)の形と言われます。矢筈と言うと矢を射る時の弓の弦に掛ける部分ですが、矢筈端部分を良く見ると、長さが違います。須弥壇の姿のように、上を長い方にして据えます。
「真」と、言ったら「真実の真ですね?」と言われた「それを言うなら真行草の真でしょう!」

花は「女郎花(おみなえし)」と「赤花笠槿」を唐銅瓢型花入れに

利休禁花(南坊録)に「花入れに活けざる花は沈丁花、太山しきみに鶏頭花、女郎花、柘榴、こうほね、金銭花、せんれい草をも嫌也けり」とあり、これらは禁花とされますが、現在ではこの中の数種類は使われていて、その代表的な花が女郎花です。

今の季節「白粉花」が沢山咲いていますが、こちらは「おしろい」の意味を嫌ってか使われませんが、私が思うに女郎花のように楚々とした花はやはり使われる一番の理由でしょうか。

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茶入荘で荘物点前は一通り終わり。
幸いにも朝茶事に参加できたので、荘物をする時の流れが説明出来た事でした。
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点前の姿は申し分ない位に綺麗ですが、何しろスロースローのみ。もうちょっと巻きを!と、言う事で茶入の胴拭きを猛スピードでなさいました。う~ん、ちょっと意味合いが違うんだけど。ダンスでもスロースローキックで無いとチークダンスみたいになるでしょう。
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坊ちゃまはみんなが帰った後に文句言われて渋々稽古。
他の先生の処もそうらしい。冗談でトレードしようなんて言ってました。

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奈良のお菓子屋の「葛餅」
しこしこもっちりでとても美味しい葛餅でした。
またしても 「諸葛孔明の葛ですね?」「秋の七草の葛!」何とも退屈しない教室です。
干菓子は熊本土産、名古屋土産、ドバイ土産。
用意していた干菓子は手つかず。でも明日が賞味期限^^;
用意したお菓子をお出しして、生徒におすそわけで戴いた土産を持たせれば良かったと悔る。

写真撮れなかった方ゴメンナサイ。
おまけ
先日の麩饅頭
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by higashinuma | 2012-08-22 07:57 | 茶道 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma