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つれづれ

いらいら

4月19日 金曜日 曇り。外に出たら思わぬ寒さ!
昨夜から凄い風。「青嵐」と言うのだろうか?「青嵐」は五月に使う言葉と言うイメージが強いし、実際その通りだと思うんですが。
菖蒲等も咲きだし、今日は卯の花も咲いていました。
初風炉の季節には10日も早いし、今月はあと2回稽古があるのに、花は風炉の季節に変わってしまった。こういう場合は仕方無く初夏の花を使わざるを得ない。ジレンマはあるけれど。

一昨日はホームで偶然、生徒に出会い、一緒に電車に乗った。一席だけ空いていたので、遠慮する彼女を座らせたら、隣に座っていた学生らしき男子が笑顔で譲ってくれた。「ありがとう」と座った。
偶に席を譲ってくれる人は居る事は居る。
その学生はずっと立っていた。生徒の方は先に降りたので、席が空く度にその学生に「座って」と声をかけようか迷っていた。何だか申し訳ない気がした。

昨日はバラバラに座っていたので、隙間は充分あるのに座れなかった。前に立っても知らんふりか、嘘寝を始める。最近私は「詰めて下さい」と言う事にしている。この時も言った。多分、40歳位の若づくりの女は凄い嫌な顔をして、それでも詰めてくれた。男子学生は素直に詰めてくれたので、座る事が出来た。それでも、席には余裕があった。

バラバラに余裕を持って座っているのが、とても目につく。年寄りが乗って来ても知らんふり。と言うか気がつかないのだろう。逆に年寄りも、座りたいと言う目をするより、口に出して「詰めて」とか言えば良いのにと思う。

若い勤め帰りの女子が屈託ないお喋りをして立っている。二人とも相当の荷物を肩にして。
一人席が空いたので、その一人が私の右隣に座った。左は小母さんでしたが、その人の左も空いたので、小母さんが左に寄ったので、私も左に寄って、席を空けた。多分、その小母さんがもう一人も座らせてやろうと詰めたのだと思っていた。それで、空けたのに、お礼を言う事も無く(こういう時には殆どの人が礼を言う)座る事もしない。つまり気がつかない。

とても目に付く事として、スマホを見ながら歩いている人が多い。あの人たちは他人をどのように気遣っているのだろう。駅舎の混んでいる時、階段昇る時、道路歩いている時・・・
相手が避けて通るとでも思っているか・・いや、全く気が付いていない様子です。

茶道では気遣いを先ず教えられる。
ある業躰に言われた。「日本人は鼻が低いんだから右でも左でも良く見られるんだから、隣にも気を遣いなさい」

平花月では無学和尚が「互換の機鋒子細に看よ」と偈頌を付けられている。簡単な解釈ですが、互いに気を使って機敏に行動する。自分の置かれている状況を即座に判断して、次に何をするかと言う事。実社会に是非生かして欲しいと思う。

昔の人はと言う言い方は正しく無いと言われますが、昔の人はもっと他人に気を使っていたように思います。
by higashinuma | 2013-04-19 10:31 | 所感 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

by higashinuma