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つれづれ

猫柳

27年2月25日 水曜日 曇り後晴 明日は雨予報で今はもうすぐ5時で雲が厚くなり夕日は見られない。

月曜日実質二時間で留学生90人の呈茶。去年は20人少なかったので、余裕でしたが、今回は15人ずつ位の入れ替えで6回転、何となく終わって何となく疲れた。
呈茶の間、茶道の説明をするのだが、中国人の留学生は未だしも、どのように話したらちょっとでも記憶に留めてもらえるか等、学生の顔色を見ながら二時間話し続け。
朝7時前に家を出て、東京の南の端から北の端へ移動。それでも一時間。会場は公的施設で時間にならないと開けないので、喫茶店で朝食。昼食はご馳走になり、帰宅。

火曜日稽古はこの時に使った「辛夷(こぶし)」と思ったが、漸く苞を脱いで白い花びらが出てきたのに、花びらが包みに当たって茶色に傷んだので諦めて捨ててしまった。
留学生に辛夷の花を教えるのに「北国の春」をちょっと一節。6組の内、知っているのは一グループだけでした。中国では凄い流行していましたが、年代が違うのでしょう。
「辛夷が咲いて桜が咲いて・・・皆さんのお菓子は春の花と蝶ですよ。一足早く春を楽しんで下さい」

お茶に興味があると言う学生が数人居て、質問もあり有意義な事でした。ベトナムの学生がベトナムでは習う事が出来ますか?の質問には「はて?」でしたが、正直に聞いた事がありませんと応えました。習いたいようでしたら、又、日本の学校に来て下さいと言った事でした。
注)今回、体験の学生は日本語学校を卒業する生徒で、帰国する人や日本の大学院へ入学する生徒達です。
・・・・ここから火曜日稽古
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猫柳と岩根絞りを備前旅枕に
猫柳は好きな花材の一つです。雪が解けだした頃の河原に陽射しを受けて銀色に輝いている姿は子供の頃、目にした印象が強く残る。
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主菓子は「下萌」雪間の草の春をみせばや
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「花をのみ待つらん人に山里の雪間(ゆきま)の草の春を見せばや」  藤原 家隆(ふじわら いえたか)
利休の茶道の精神を表すものとこの歌が上げられます。

雪の下にも草は萌えています。
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お願いして作って戴いた意匠です。

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帛紗が斜めになるのは綺麗じゃ無いです。
実は先週、懸命に稽古して、今回も棗を清める時は綺麗に出来たのですが、本人も失敗したと言われたように茶杓を清める時に斜めになったのを撮ってしまった。

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教えた事が崩れない事はとても大事。綺麗な点前をされます。

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久しぶりの濃茶。大炉では初めて?

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稽古を積むと色々な手を覚えますが混乱しないように。
例えば柄杓を扱う時、蓋置に置く、蓋置からとる手は全部左手です。釜の柄杓は全部右手です。
こういう覚え方をすれば手違いは無いですね。
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こちらも大炉の濃茶は久しぶりか初めて。

水指を置く位置は教本では定座としか書かれていないと思う。特に大炉では手の範囲が広いので、大凡畳16目に置いた場合、小柄な方は手が届かない場合もあるので、少し手前側に置く事を言っている。それでも全く支障は無いのです。道具の大小や点前の人の小柄、大柄とかで位置が多少変ってもそれはそれで良いのではと思う。

お休みが多かったが、やはり10時になってしまった。もう少し、時間を気にして欲しい。今週末の大炉の茶事の話もあって遅くなった事もあるが。それに同時に集まらないので、例えば続き薄茶の稽古もままならない。
こう言う時は全員点前をしないで客の稽古だけと言うのも「有り」かなぁ・・・・
そろそろ8時以降に来られた生徒は客だけと言うのも「有り」にしようかな・・・・。
by higashinuma | 2015-02-25 17:07 | 茶道 | Comments(0)

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