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つれづれ

地蔵盆

27年8月18日 火曜日 29℃ 昨夜は久しぶりにエアコン無しで寝られた。

今日は田舎では地蔵盆の日かな?其々の家で作った料理を持ってお地蔵様へお参りに行き、念仏を上げた後はその料理で直会となる。直会は神社関係の言葉だから本当は的確ではないのですが。
そして、奉納相撲大会等がある。

地蔵盆?24日じゃないの?と言われそうですが・・・確か18日だったように思う。
生家の墓所は今も変わらず村はずれにありますが、地形が変わったことで、昔、火葬場だった処も分からなくなった。火葬場は墓所の近くにあり、昔は野焼なので建物等は無く、薪を積んだ上に遺体を載せて焼きます。
私は実際それを知らないが場所としては灌木に囲われてずっと残っていました。昔は其処に行くのに橋を渡って土手沿いに行きましたが、その橋のたもとに大きなお地蔵様が祀ってあり、近くに雑貨屋ともう一軒あって、お墓参りに、その店でマッチ等を買うのでした。

地蔵盆の時はその前に蓆を敷いて夕方から集まり、一人が鐘を叩き、それに合わせて「なんまいだぶつ」と唱えながら大きな数珠を繰るのでした。この数珠は百万遍数珠と言うのだそうで、一人で百万遍唱えるのを大勢で唱えこの数珠が最初の珠に戻れば百万遍唱えた事になるらしい。
「なんまいだぶつ」は「南無阿弥陀仏」ですね。何しろ子供の事ゆえ、念仏よりもそのお供えのお下がりを戴くのが楽しみな事でした。

その時の料理は何があったのだろうか?記憶も無いが多分、だだちゃ豆の豆ご飯や南瓜の煮付け等だろうと思う。自分の家でもそんなものは食べているのに、他所の家で作ったのは、普段一緒に食べる事のない隣家の親爺やお喋りな婆達と混じり戴くのがまた格別な事でした。

生憎、田舎の行事食を執筆した「光子さんのごっつぉ彩時記」にはどんなものを作ったか載っていない。こちらは港街酒田市の行事食なので、生家と車で訳も無い距離の場所ですが、随分違う事だと思った事でした。
ただ、此の本の中にお盆に作る餅として「うちわ餅」がありますが、それは食べた記憶があります。

東京に住んでは、今の処先祖を祀るのは生家の事として、ゴールデンウィークを過ぎると次は「盆休み」だと言う感覚だけですが、この期間は何処に行っても混雑するし、暑いので家でのんびりする事が多い。

さて、我が家のお盆はというと
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ビーフカレーと豆腐サラダ
翌日
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肉野菜炒め
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豆腐入り茶碗蒸し・・・器には豆腐一丁仕込んである。美味にございます。我が家定番入り。
茶碗蒸しはフライパンが便利
布巾を敷いて水を足し、器を載せてフライパンの蓋をする。蒸し器を出すのが面倒な時はとても便利です。

精進でも何でもないお盆の食事でした。
by higashinuma | 2015-08-18 07:35 | 所感 | Comments(0)

茶道をとおして日々の流れをつづる

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