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つれづれ

炭手前

28年4月19日 火曜日 晴れ 22.6℃ 富士山はかろうじてうす~く見える

5月から10月末までの風炉の間の稽古は電熱風炉を使う事が多い。風炉の灰型を造るのに気合が入らないからだ。前の家で灰型を稽古するからと言っても中々生徒に反応が無い。もっとも私自身の問題があるのかもしれないし、普段、多くは夜の稽古なので、灰に触る事さえ出来ない様子。

私の稽古時代は風炉の灰型が出来ないと炭手前はしませんと言われた。そして、日曜稽古とかで、他の生徒が点前の稽古をつけておられる間は私は灰型を稽古させて戴いた。

炉は電熱器で稽古されている先生も居られますが、私は出来るだけ炭を使っている。炭手前の時は正式の切炭で、他の時は切落とし炭を使っているが、それでも年に(半年)大箱一箱は消化する。
福島の原発の後、国内の茶道用炭の生産が極端に減って手に入り難くなり、多くは中国産になるようですが、それも船便で来るためいつ入荷が明確でないらしい。10月頃に慌てて買ったりする。

この季節、大箱は殆ど底をついている。教室には小分けして持って行くが、それもかすかすの事で、来週から二週間続けて休みをとるので、今日、持って行くのはやめようと思っている。
今日は透木釜の初炭手前を稽古予定で、正式な炭は置いてある筈だ。
夜の生徒の炭手前は空手前にして戴こう。正式の炭だと切落とし炭の約3倍の価格。夜稽古に使うのは例え後炭手前でも、無駄になるので、ためらいがある。やはり、休日に来てもらって稽古するのが良い。
風炉の灰型と炭手前、奥伝は家に来てもらう事にしたい。と、宣言はしてある。が・・・・・
生徒はどのように考えているだろう?

先日、炭手前の時に業躰が香台をぎっちょの大きめの物を使うように言われていた。私もそうですが輪胴を使う事が多いし、昔からそうだと言う感覚があった。ぎっちょは輪胴より二回りも小さくなる。香合が安定しないような気がする。未だ、経験が無いが、早速、稽古で伝えなければ。

あと、疑問なのは、炭手前だけの稽古では最後に釜の蓋をアの字に掃いて蓋を切る。けれども、茶事では香合拝見の後に、真塗炉縁であれば帛紗で清めて釜の蓋を切ってから香合の応答になる。どうしてもこの違いが納得行かない。点前は茶事の一コマを稽古していると考えればどのような経過で羽箒でアの字掃きが出来たのだろう?

我が家飯から
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小エビ入り春菊炒め・・定番
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鮭チャーハン・・定番・・写真では解り難いが卵もきちんと入ってます・・つまり、ご飯が卵でコーティングされているベスト状態・・最近、作り方を変えました(秘伝(* ´艸`)クスクス)
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野菜の多い味噌汁
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メインは味噌漬けロース・・表示は国産でしたが・・・アメリカ産は絶対に買わない!
Commented by joshua0722 at 2016-04-21 17:40
炭手前のお稽古のために、各自一箱ずつキープしています。名前が書かれた箱があるので、そこから各自で隅の準備をするようになっています。これだと、自分の炭なので、心置きなくお稽古が出来ます。
人吉の近くにある炭屋さんから、道具屋さんに取り寄せてもらっていますが、価格が上昇しただけでなく入手困難になってきました。
11月にA店に注文したのですが、「入荷しました」と連絡が入ったのは4月でした。1月頃、偶々B店に行ったときに聞いたら、「ありますよ」とのことだったので、即購入しました。もちろん、A店から連絡があったときには、断りました。
今の炭がなくなったとき、入手できるかどうか・・・
Commented by higashinuma at 2016-04-21 22:51
コメントありがとうございました。その方法は良いですね。
この前、胴炭が無かったのは教室にあると思って持って行かなかったからです。
燃えない炭も売っていますが、それでは味気ないしね。
今の工夫としては、元火を点けずに、一度、炭手前をしてから、火を熾して
もう一度炭手前する事です。是だと最小二人稽古出来ます。灰の消耗は仕方ない。
月謝以外に消耗品代として(水屋料)を収める社中もあるようですが、私の処は
月謝だけです。留学生は4月から値上げして月4千円です。
社会人は宗家からの決め事で政令指定都市価格です。教室の近所にも稽古場を
持つ先生が居られますので、この月謝で私の処に来て頂いて感謝感謝です。
それもあって、出来るだけの事はしないと、と、思っています。
by higashinuma | 2016-04-19 08:24 | 茶道 | Comments(2)

茶道をとおして日々の流れをつづる

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