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つれづれ

炉開き茶会

28年11月13日 日曜日 晴れ 20.0℃ 富士山は見えない

昨日は教室の八周年記念で行った「炉開きの茶会」
前日に道具、着物等々全て運んだので、朝早い出かけでも楽だった。7時15分に家を出る。
8時半の集合に15分位前に着いた。鍵を預けた近い生徒が、掃除は終わり、湯を沸かしていますという。病み上がりで、未だ大変なはずなのに・・・鍵を預けるかどうか迷ったが、本人の希望もあり、好きなようにして戴いた。今年の当番(二人担当)の一人である事を意識しておられるようです。
今年の当番の指示で、全員で道具出し。其々の役割を担当して貰う。
始まりの10時15分位前、早いお客さんはもう見えている。少しだけ待って戴く結果に。
思うには、稽古でも、私が全部調えたところで来られるため、未だ要領を得ない感じがある。私も仕事が終わった後の稽古でしたが、片付けは水屋簀の子を全部洗って干すまでしていたので、何とかそれらは身についていったと思う。準備と片付け・・今の時代は難しい処があるが・・点前だけが稽古では無い事も教えて行かねばならない事です。

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床全体
軸は江戸末期の大徳寺塔頭黄梅院の住職であられた大綱和尚の「時雨」和歌短冊
「時雨する雲に心は無かりけり降るも晴れるも風のまにまに」
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花は土佐瑞樹の紅葉と大白玉を胡銅花入に
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花入は雨宮宗造り
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亀の香合で浜本玄造り
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点前座
風炉先は田中親美造りの古代切箔紋
棚は淡々斎好み秋泉棚、棗鹿大棗、祥瑞水指
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鹿を大胆な意匠で仕上げた辻石斎の塗り。鵬雲斎大宗匠がお気に入りだったとかで花押があります。
山中の辻宅で求める。実はこの棚と水指、棗は40年程前に目白蕉雨園で初めて大寄せ茶会をさせて戴いた時以来に使いました。
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炉縁は千羽鶴で香合と鶴亀の取り合わせ
釜は鵬雲斎大宗匠お好みの唐松地紋独楽釜で般若多茂都氏にお願いした物。松ぼっくりの鐶付きで南鐐摘みです。

お菓子の写真は断念しましたが、亥の子餅に干菓子の銀杏を添えました。

寄付きは葛湯の予定でしたが、葛菓子が溶けるのに時間を要するので、葛菓子を口にして戴き、白湯をお出ししました。

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真ん中にオーブがバッチリ!席中の埃にフラッシュ
お客様の了解を得て撮らせて頂きました。
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手付き煙草盆に炉開きで織部の火入れ。螺鈿の煙草入れは普通の煙草を入れましたが、うっかりラップに包んだまま入れて、大笑いした事でした。

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場所が狭いのでこの人数で頑張りました。この日は青年部で行事があるとかで、お客様は少なく約60人強。最低80人と考えていましたが・・・

茶碗は貴人用として泉涌寺法界焼きのご紋入り。他には久宝、香斎等紅葉と菊の絵の茶碗とりどり。
久宝なのに道八と言ってしまった方ゴメンナサイ。久宝の印があるので、その茶碗の客が不思議そうに見ておられました。気の置けない方なのに・・言って下さればよいものを・・は後の祭り。

5時半に迎えの車が来て終了。7時半頃に無事到着しました。
今日は天気が良いので、一人手伝いに来て貰い、若と三人で全部開封し、道具の風通しを行う予定。
お礼状書いたり、まだまだ続きます。
by higashinuma | 2016-11-13 08:36 | 茶道 | Comments(0)

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