8月21日 水曜日 薄曇り 雷雨予報
昨日は火曜日稽古で、男子留学生が10時から稽古予定。午前稽古は初心者教室以来。
電車の中で先ずお菓子屋から電話。教室には10時に着くとメールで返信。
教室の廊下に学生が所在無さげに待って居る。
いけないなぁ!10時稽古なんだから少なくとも10時に着くのは自分として許せない。
聞くと板橋の方に寮があると言う。川崎まで1時間はかかる?ゴメンナサイ!
同時刻にもう一人いらした。手伝って下さる気持ちで来てくれたので有り難い。
「掃除は?」「割稽古で歩く練習とかだし、汚れも無いようです」
「お湯沸かしましょうか?」「後でお茶時間に沸かしましょう」
結局手抜き。ですが、軸を掛けて、花を入れてくれますか」
留学生は言葉から指導しなければならない。
「ハーフパンツは足が痛くなるから、来週は長いパンツを持って来て、履き替えなさい」
「靴下は?履き替えた?来週から綺麗な靴下持ってくるように」
先週説明したのに理解して居なかった。全部紙に書いて振り仮名付けて説明する。
・・・・何処まで分かっているかの見極めが難しい・・・
短冊の「滝」は少し寂しいのでこの軸にした。

手伝って戴いて良かった。巻緒は勝手付の方にしますよ、軸の高さは、等々普段拝見しているだけでは気づかない点が見えて来る。
花はガラスの灯台型に「アンデスの乙女、猿滑り」
黄色がアンデスの乙女ですが正確な名前は忘れました。ねむの木の種類で夜は葉が閉じます。熱帯地方に多くあるレインボウツリーの仲間。
他に槿や杜鵑(ほととぎす)を用意してあったが、この取り合わせが良かった。

留学生は自服にして貰った。写真撮る余裕無し。
彼が帰った後に盆略点前の稽古。午後稽古ではこの点前になる。
一年ぶりですが結構覚えておられます。

去年勉強しただけあって流石です。
午後は男子一名と女子三名ですが、やはり写真撮っている余裕無し。
歩く練習、襖の開閉、棗と茶杓の清め方。午後は比較的日本語が分かるので、指導しやすい。

少し早く来られた生徒に盆略点前を

9月の青年部茶会で点前をするらしいので、希望で

先週、洗い茶巾と流し点を勘違いされて、今日は流し点を希望
私が細かい処を忘れている・・・・来週から希望があったら前もって連絡下さいと言う事に

夜稽古の生徒は資格も上がってきているので、全員例えば四ケ伝の稽古と言われても、濃茶を四杯も五杯も戴けないと言う事で、ローテーションでと伝えてあった。
今週はこちらが「唐物」と言う事らしい。
主菓子は「しぶき」
葛の茶巾絞りで中に白餡を入れて戴いた。美味しいけれど、食べにくいのでやや不評かな。

今年最後の洗い茶巾でとの事
もう大丈夫ですね。
「僕の写真は?」「お点前して無いでしょう!」
あの子は午後から色々手伝ってくれました。
家に着いたら久しぶりに24時。
伺うのが20時頃の連絡が2名・・・・色々と仕事の都合もあるでしょうが、火曜日は茶道稽古と分かって居れば調整して戴くとありがたいです。
干菓子は到来物様々。写真無し。
※鏡柄杓と言いますが、私は柄杓を構えると言います。実際、鏡として映るでしょうか?それを言っていたら、妙に角度を下手に構えている生徒がいます。鏡に映らないからと言われたと言う。
言い替えて「宮本武蔵が柄杓を構えていたら、空きが無く、賊が打ち込めなかったと言う」故事を話しました。小学生の頃に剣道をしていたと言う生徒は直ぐに綺麗な構えが出来ました。
私は剣道の事は分かりませんが上段の構えと言うのでしょうか。やはり真剣を構える姿が良いと思います。
因みに風炉の柄杓は風炉の上では弓道の扱いです。「引き柄杓」で矢をつがえ弦を引く姿。それを止める「止め柄杓」(昔は置き柄杓と言っていた?あれ?今がそう言う?←今は「置き柄杓です」)それから矢を放つ「切り柄杓」です。
そのようにみると武道の精神が多いに取り入れられている事に気づくでしょう。
従って私は「構え柄杓」「止め柄杓」が宜しいかと・・・・宗家に怒られるかな(笑)
※点前も所作も細部は結構変りますが、温故知新が一番と思います。何故そうなのかを知っている方が豊かに思われます。
毎年、新しい留学生が稽古する事で、私も含めて社中が新鮮な心構えになるのがありがたい。
今日、水曜日は6人留学生が来る予定。他の先生に預けたので、ヘルプに行く予定です。